Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)

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2.2.5 Message-driven Bean属性の詳細

cosminexus.xmlのMessage-driven Bean属性の詳細について,タグごとに説明します。

なお,ここでは,「2.1 アプリケーション属性ファイル(cosminexus.xml)の指定内容」に記載されている順番にタグの詳細について説明しています。

<この項の構成>
(1) <message>
(2) <ejb-name>
(3) <security-identity>
(4) <run-as>
(5) <user-name>
(6) <message-ref>
(7) <connection-factory>
(8) <connection-destination>
(9) <resource-adapter>
(10) <queue>
(11) <resource-ref>
(12) <res-ref-name>
(13) <linked-to>
(14) <resource-env-ref>
(15) <resource-env-ref-name>
(16) <linked-queue>
(17) <resource-adapter>
(18) <queue>
(19) <linked-adminobject>
(20) <resourceadapter-name>
(21) <adminobject-name>
(22) <linked-to>
(23) <pooled-instance>
(24) <minimum>
(25) <maximum>
(26) <front-ejb>
(27) <start-order>
(28) <ejb-method-observation-timeout>
(29) <method>
(30) <method-intf>
(31) <method-name>
(32) <method-params>
(33) <method-param>
(34) <method-observation-timeout>
(35) <ejb-transaction-timeout>
(36) <method>
(37) <method-intf>
(38) <method-name>
(39) <method-params>
(40) <method-param>
(41) <transaction-timeout>

(1) <message>

説明
Message-driven Beanについて定義します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(2) <ejb-name>

説明
ejbの名称を指定します。
なお,このキーはMessage-driven Beanを特定するためのキーとなります。
ejb-jar.xmlの<ejb-jar>-<enterprise-beans>-<message-driven>-<ejb-name>の設定値を指定します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(3) <security-identity>

説明
Message-driven Beanのセキュリティアイデンティティを定義します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(4) <run-as>

説明
実行時アイデンティティを定義します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(5) <user-name>

説明
ユーザ名を指定します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(6) <message-ref>

説明
リソースアダプタを指定します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(7) <connection-factory>

説明
リソースアダプタの表示名を指定します。
Connector 1.5以降のリソースアダプタは指定できません。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(8) <connection-destination>

説明
リソースアダプタについて定義します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(9) <resource-adapter>

説明
リソースアダプタの表示名を指定します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(10) <queue>

説明
キュー名称を指定します。
Connector 1.5以降のリソースアダプタは指定できません。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(11) <resource-ref>

説明
Message-driven Beanから参照するリソースを定義します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(12) <res-ref-name>

説明
リソース参照の名称を指定します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(13) <linked-to>

説明
対応するリソースアダプタ表示名,メール表示名を指定します。
クラスタコネクションプールのメンバリソースアダプタは指定できません。
  • Connector 1.0以前
    <リソースアダプタの表示名>
  • Connector 1.5以降のアウトバウンドリソースアダプタ
    <リソースアダプタ表示名>!<コネクション定義識別子>

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(14) <resource-env-ref>

説明
Message-driven Beanから参照するリソース環境変数を定義します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(15) <resource-env-ref-name>

説明
resource-env-refの名称を定義します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(16) <linked-queue>

説明
キュー名称を指定します。DDの<resource-env-ref-type>タグに「javax.jms.Queue」が指定された場合だけ有効です。
なお,<linked-to>タグ,<linked-queue>タグ,<linked-adminobject>タグのうちどれか一つを指定します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
DDの<resource-env-ref-type>タグと依存関係があります。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(17) <resource-adapter>

説明
リソースアダプタの表示名を指定します。
Connector 1.5以降のリソースアダプタは指定できません。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(18) <queue>

説明
キュー名称を指定します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(19) <linked-adminobject>

説明
管理対象オブジェクトを指定します。
なお,<linked-to>タグ,<linked-queue>タグ,<linked-adminobject>タグのうちどれか一つを指定します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(20) <resourceadapter-name>

説明
リソースアダプタの表示名を指定します。
Connector 1.0以前のリソースアダプタは指定できません。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(21) <adminobject-name>

説明
管理対象オブジェクト名を指定します。

指定可能値
英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),および次の特殊文字を使用できます。
スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),ダブルクォーテーション("),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),シングルクォーテーション('),バーレン(()()),アスタリスク(*),プラス(+),コンマ(,),ハイフン(-),ピリオド(.),コロン(:),セミコロン(;),レスザン(<),イコール(=),グレーターザン(>),クエスチョン(?),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)
ただし,次に示す名前は指定できません。
  • 先頭または末尾にピリオド(.)を付けた名前
  • ピリオド(.)だけの名前
  • アンダースコア(_)が連続している名前

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(22) <linked-to>

説明
JavaBeansリソースの表示名を指定します。
DDの要素<resource-env-ref-type>に「JavaBeansリソースのクラス名」が指定された場合だけ有効です。
なお,<linked-to>タグ,<linked-queue>タグ,<linked-adminobject>タグのうちどれか一つを指定します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
DD<resource-env-ref-type>タグと依存関係があります。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(23) <pooled-instance>

説明
プール内のインスタンスを定義します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(24) <minimum>

説明
プール内のインスタンスの最小数を指定します。
ただし,プーリングの動作は最大数を指定することでカスタマイズできるため,このタグの設定値は無視されます。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(25) <maximum>

説明
プール内のインスタンスの最大数を指定します。

指定可能値
1〜2147483647の整数値。
0が指定された場合は1とみなされます。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(26) <front-ejb>

説明
フロントEJB(クライアントが直接呼び出すEJB)かどうかを指定します。

指定可能値
  • true
    フロントEJBである。
  • false
    フロントEJBでない。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(27) <start-order>

説明
J2EEアプリケーション開始時・停止時の順番を指定します。
開始時は昇順で開始処理が実行され,終了時は降順に停止処理が実行されます。

指定可能値
0〜2147483647の整数値。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(28) <ejb-method-observation-timeout>

説明
EJBメソッドにJ2EEアプリケーションの実行時間の監視機能のメソッドタイムアウト時間を設定する場合に指定します。<ejb-method-observation-timeout>タグの指定が複数あり,<method>タグ以下の設定値が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJE42377-W)が出力され,先に定義された<ejb-method-observation-timeout>タグの<method-observation-timeout>タグの値が有効となります。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(29) <method>

説明
メソッドについて定義します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(30) <method-intf>

説明
メソッドが属するインタフェース種別を特定する場合に指定します。
Message-driven Bean属性の設定では,このタグに値を指定できません。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(31) <method-name>

説明
対象となるメソッド名を指定します。
アスタリスク「*」を指定した場合はすべてのメソッドを意味します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
<method-params>タグと依存関係があります。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(32) <method-params>

説明
メソッドが多重定義されている場合,メソッドを特定するために指定します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(33) <method-param>

説明
引数のデータ型を指定します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(34) <method-observation-timeout>

説明
J2EEアプリケーションの実行時間の監視機能のメソッドタイムアウト時間(秒)を指定します。0を指定した場合,タイムアウトしません。

指定可能値
0〜86400の整数値。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(35) <ejb-transaction-timeout>

説明
EJB(CMT)のメソッドにトランザクションタイムアウト時間を設定する場合に指定します。
<ejb-transaction-timeout>タグの指定が複数あり,<method>タグ以下の設定値が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJE42377-W)が出力され,先に定義された<ejb-transaction-timeout>タグの<transaction-timeout>タグの値が有効となります。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できません。

(36) <method>

説明
メソッドについて定義します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(37) <method-intf>

説明
メソッドが属するインタフェース種別を特定する場合に指定します。
Message-driven Bean属性の設定では,このタグに値を指定できません。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(38) <method-name>

説明
対象となるメソッド名を指定します。
アスタリスク「*」を指定した場合,すべてのメソッドを意味します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
<method-params>タグと依存関係があります。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(39) <method-params>

説明
メソッドが多重定義されている場合,メソッドを特定するために指定します。

指定可能値
なし。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(40) <method-param>

説明
引数のデータ型を指定します。

指定可能値
入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(41) <transaction-timeout>

説明
トランザクションタイムアウト時間(秒)を指定します。
0を指定した場合は,J2EEサーバに設定されたデフォルトのタイムアウト値で動作します。

指定可能値
0〜2147483647の整数値。

ほかのタグとの依存関係
なし。

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。