Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編
javacore(coreファイルとスレッドダンプの取得/UNIXの場合)
形式
javacore [-i|-f] [-force] -p <プロセスID>
機能
コマンド実行時のcoreファイルとスレッドダンプを同時に取得します。なお,このコマンドは,UNIX用です。
引数
戻り値
入力例
javacore -p 8326
send SIGQUIT to 8326:?(y/n)
send SIGQUIT to 8326:?(y/n)y
Now generating core file (javacore8662.030806215140.core)... done (スレッドダンプを出力) Writing Java core to javacore8662.030806215140.txt... OK |
出力メッセージ
次のエラーメッセージまたは警告メッセージを出力した場合,coreファイルやスレッドダンプは取得されません。
表10-6 javacoreコマンドで出力されるエラーメッセージ
項番 | エラーメッセージ | 説明 |
---|---|---|
1 | usage: javacore [-f|-i] [-force] -p process-id | コマンドの引数が不正です。 |
2 | javacore: can't create work file at /tmp, this request canceled | /tmpに参照および書き込み権限がありません。 |
3 | javacore: illegal option --<オプション> | コマンドの引数に指定した<オプション>が不正です。 |
4 | javacore: unexpected error occurred:<エラー原因> | コマンド実行中に予期しないエラーが発生しました。 |
5 | javacore: please delete <削除できなかったファイル名> in <削除できなかったファイルのフルパス> | コマンド終了時にjavacoreコマンドの内部処理で作成したファイルを削除できませんでした。<削除できなかったファイルのフルパス>にある,削除できなかったファイルを削除してください。 |
6 | <プロセスID>: No such process | javacoreコマンドの引数に指定した<プロセスID>に該当するプロセスがありません。または,javacoreコマンドで指定した<プロセスID>に該当するプロセスがjavaプロセス以外でした。 |
7 | <プロセスID>: Not owner | 実行ユーザは,コマンドの引数に指定した<プロセスID>に該当するプロセスのオーナーではありません。 |
8 | <プロセスID>: Now processing previous request, this request canceled | コマンドの引数に指定した<プロセスID>のプロセスが現在coreを生成中です。 |
9 | <プロセスID>: Timeout occurred. Java process not responding. | コマンドの引数に指定した<プロセスID>に該当するプロセスから,一定時間内にcore出力処理終了の応答がありませんでした。 なお,HP-UXでは,次に示す場合にもこのメッセージが出力されて,javacoreコマンドが終了することがあります。core.<プロセスID>が対象のJavaプロセスのカレントディレクトリに生成されて,サイズが徐々に増えているときは,処理が正常に実行されています。Javaプロセスを停止させないようにしてください。
|
注意事項
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.