Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

11.8.1 CTMの起動/停止の設定

<この項の構成>
(1) 機能概要
(2) 表示手順
(3) 操作手順
(4) 画面詳細
(5) 注意事項

(1) 機能概要

選択したCTMの起動監視時間などの,起動/停止に必要な情報を設定できます。

(2) 表示手順

画面の表示手順を次に示します。

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバの起動/停止]アンカーをクリックします。
  2. [サーバビュー]タブ−[論理CTM]−[CTMドメインマネジャ]−[<CTM名>]をクリックします。
  3. [設定]タブをクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. 項目を設定します。
  2. [更新]ボタンをクリックします。
  3. エラーが表示された場合は,[戻る]ボタンをクリックして設定を見直し,再度[更新]ボタンをクリックします。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目とボタンについて説明します。

起動監視時間
[起動]ボタンのクリックから起動処理完了までの監視時間を設定します。[起動]ボタンのクリック後,起動監視時間を経過してもCTMが起動しない場合は,起動処理失敗となります。設定できる値は,監視しない,1分,5分,10分,60分です。デフォルトは,1分です。
CTMを起動すると,CTMが利用するネーミングサービスが起動されてから,CTMデーモンが起動されます。起動監視時間は,ネーミングサービスおよびCTMデーモンのそれぞれの起動を監視する時間となります。例えば,1分を指定した場合,実際の起動監視時間は2分となります。

停止監視時間
[停止]ボタンのクリックから停止処理完了までの監視時間を設定します。[停止]ボタンのクリック後,停止監視時間を経過してもCTMが停止しない場合は,Management Serverが強制的にCTMを停止します。設定できる値は,監視しない,1分,5分,10分,30分です。デフォルトは,1分です。
CTMを停止すると,CTMデーモンが停止されてから,CTMが利用するネーミングサービスが停止されます。停止監視時間は,CTMデーモンとネーミングサービスのそれぞれの停止を監視する時間となります。例えば,1分を指定した場合,実際の停止監視時間は2分となります。

強制停止監視時間
[強制停止]ボタンのクリックから強制停止処理完了までの監視時間を設定します。[強制停止]ボタンのクリック後,強制停止監視時間を経過してもCTMが強制停止しない場合は,Management ServerがCTMのステータスを異常停止にします。設定できる値は,監視しない,1分,5分,10分,30分です。デフォルトは,1分です。

自動再起動回数
自動再起動をする回数の上限値を設定します。設定できる値は,0回,1回,5回,10回,1000回です。デフォルトは,1回です。

自動再起動リトライ間隔
自動再起動をする場合の自動再起動のリトライ間隔を設定します。設定できる値は,即時リトライ,1分,5分,10分,30分です。デフォルトは,1分です。

前提となる論理サーバ
選択したCTMを起動する前に,先に起動しておく論理サーバを設定します。設定は,メニューの中から選択できます。前提となる論理サーバを設定しない場合は,「なし」を選択します。
前提となる論理サーバを設定すると,CTMの起動/停止の処理は次のように扱われます。
  • 前提となる論理サーバが未起動の場合,CTMは起動失敗となります。
  • 前提となる論理サーバの停止時には,CTMも停止します。
  • CTMの稼働中に前提となる論理サーバがダウンした場合,CTMは停止します。

[更新]ボタン
画面に設定した内容で設定情報を更新します。

[リセット]ボタン
入力した内容をリセットします。

(5) 注意事項

[起動/停止の設定]画面で設定する起動監視時間,停止監視時間は,システムの構成によって差異があるため,システム構成に応じたチューニングをして,余裕を持たせた値を設定してください。