Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

10.9.22 JP1連携の設定(J2EEサーバ)

[JP1連携の設定]画面を次の図に示します。

図10-47 [JP1連携の設定]画面(J2EEサーバ)

[図データ]

<この項の構成>
(1) 機能概要
(2) 表示手順
(3) 操作手順
(4) 画面詳細

(1) 機能概要

JP1との連携では,次に示すApplication Serverの障害情報をJP1イベントとして発行できます。

この画面では,J2EEサーバの障害情報やJ2EEアプリケーション中からJavaロギングAPIを使って出力したログ情報をJP1イベントとして発行するかどうかについて設定します。この設定は,J2EEアプリケーション単位ではなく,J2EEサーバ単位となります。

また,この画面での設定は,設定情報が配布されたあと,J2EEサーバが再起動されてから有効となります。

(2) 表示手順

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックします。
  2. 次のどちらか一方の操作をします。
    J2EEサーバの場合
    [サーバビュー]タブ−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<J2EEサーバ名>]をクリックします。
    J2EEサーバクラスタの場合
    [サーバビュー]タブ−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバクラスタ]−[<J2EEサーバクラスタ名>]−[<J2EEサーバ名>]をクリックします。
  3. [JP1連携]タブをクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. JP1イベント発行機能を有効にするかどうかや,JP1イベントのフィルタリングなどを指定します。
  2. [適用]ボタンをクリックします。
    指定した情報が反映されます。
    エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[適用]ボタンをクリックします。

ここでの設定は,設定情報が配布されたあと,J2EEサーバが再起動されてから有効となります。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

JP1イベント発行機能を有効にする
J2EEサーバの障害情報やJ2EEアプリケーション中からJavaロギングAPIを使って出力したログ情報をJP1イベントとして発行するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.manager.agent.JP1EventAgent.enabledキー)を選択します。デフォルトは,「しない」です。

システムJP1イベントのフィルタリングの設定
J2EEサーバの障害情報をシステムJP1イベントとして発行するかどうかを,JP1イベントの重大度ごとに指定します。
重大度には次のものがあります。番号が小さいほど重大になります。
  1. Emergency(緊急)
  2. Alert(警戒)
  3. Critical(致命的)
  4. Error(エラー)
  5. Warning(警告)
  6. Notice(通知)
  7. Information(情報)
デフォルトは,すべて「しない」です。

ユーザJP1イベントのマッピングの設定
ユーザがJ2EEアプリケーション中からJavaロギングAPIを使って出力したログメッセージのログレベルが,JP1のどの重大度に対応するのかを設定します。ログレベルSEVERE,WARNING,INFO,CONFIG,FINE,FINER,FINESTに対して,それぞれJP1イベントの重大度を選択します。JP1イベントの重大度は,「システムJP1イベントのフィルタリングの設定」と同じです。
デフォルトは,すべてのレベルで「なし」です。
「なし」を選択した場合は,そのログレベルのログメッセージは,ユーザJP1イベントに変換されません。

ユーザJP1イベントのフィルタリングの設定
フィルタの適用
ユーザJP1イベントとして発行させたい条件を定義して,フィルタリングするかどうかを選択します。デフォルトは,「しない」です。
フィルタ
ユーザJP1イベントとして発行させたい条件を指定します。指定内容は,「10.9.22(4)(a) フィルタ定義」に従ってください。

[適用]ボタン
指定した情報を反映します。

[リセット]ボタン
指定した情報をリセットします。
(a) フィルタ定義

フィルタ定義は,コメント行,条件文群(続けて記述された複数の条件文)で構成されます。フィルタ定義の形式,条件文の書式および指定例を次に示します。