Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド

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9.12.1 セットアップ(論理サーバの一括セットアップ)

[セットアップ]画面(論理サーバの一括セットアップ)を次の図に示します。

図9-38 [セットアップ]画面(論理サーバの一括セットアップ)

[図データ]

<この項の構成>
(1) 機能概要
(2) 表示手順
(3) 操作手順
(4) 画面詳細

(1) 機能概要

すべての論理サーバ,または指定した論理サーバの環境をセットアップします。すでにセットアップされているSFOサーバ,J2EEサーバ,およびWebサーバの上書きセットアップはしません。

SFOサーバ,J2EEサーバ,およびWebサーバは,論理サーバ名と異なる実サーバ名を指定してセットアップできます。実サーバ名は,同一ホスト内でユニークになるように指定してください。なお,一度セットアップした論理サーバの実サーバ名は変更できません。

注意
  • 旧バージョン互換のWebサーバは,[セットアップ]画面には表示されません。旧バージョン互換のWebサーバをセットアップする方法の詳細は,「10.10.5 Webサーバ環境のセットアップ」を参照してください。
  • 同一ホスト上に,同じ文字列で大文字,小文字だけが異なる実サーバ名の論理サーバをセットアップできるかどうかは,セットアップするホストのOSに依存します。ファイル名で大文字,小文字の区別がないOSの場合も,重複しない実サーバ名でセットアップすることを推奨します。

(2) 表示手順

  1. 運用管理ポータルで[運用管理ドメインの構成定義]アンカーをクリックします。
  2. ツリーペインで,任意の論理サーバをクリックします。
    例えば[ホストビュー]タブ−[ホスト]−[<ホスト名>],または[サーバビュー]タブ−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<論理J2EEサーバ名>]などです。
  3. ボディペインで[セットアップ]アンカーをクリックします。
  4. [セットアップ]タブをクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. [セットアップ]で,セットアップしたい論理サーバのチェックボックスをチェックします。すべてのサーバをセットアップする場合は,チェックする必要はありません。
  2. 必要に応じて,[実サーバ名]を指定します。
  3. セットアップするサーバを選択してセットアップする場合は[選択してセットアップ]ボタン,すべてのサーバをセットアップする場合は[全てセットアップ]ボタンをクリックします。
    接続先ホストに各論理サーバを実行するために必要な環境がセットアップされます。なお,セットアップ済みの場合は,前の環境は上書きセットアップされず結果ログも出力されません。
    エラーが表示された場合は,エラーの内容に従って指定した内容を見直し,再度[選択してセットアップ]ボタン,または[全てセットアップ]ボタンをクリックします。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

ステータス
論理サーバのセットアップの状態を示します。
初期表示では,「セットアップ済」と表示されるか,または何も表示されません。何も表示されていない場合,[全てセットアップ]ボタン,または[選択してセットアップ]ボタンをクリックすると,ステータスは「セットアップ中」を経て「セットアップ済」または「失敗」に変更されます。なお,「失敗」のステータスは,Management Serverの再起動後は表示されません。

セットアップ時刻
セットアップが成功したときの日時が表示されます。
SFOサーバを再セットアップした場合にはセットアップ時刻が更新されません。再セットアップした時刻を確認する場合はログを参照してください。

セットアップ
[選択してセットアップ]ボタンをクリックすると,このチェックボックスでチェックされている論理サーバだけがセットアップの対象となります。

論理サーバ名
「運用管理ドメインの構成定義」で定義した論理サーバの表示名が表示されます。

ホスト名
「運用管理ドメインの構成定義」で定義したホストの表示名が表示されます。

実サーバ名
各ホストでセットアップされたサーバ名が表示されます。まだセットアップされていない場合は,論理サーバ名と同じ名称が初期表示されます。また,実サーバ名は変更できます。
J2EEサーバが接続するネーミングサービスが,スマートエージェントを使用する設定の場合,同一のスマートエージェントの範囲内(同一のポート番号で接続する範囲内)で実サーバ名を一意となるように指定してください。実サーバ名が一意でない場合,サーバ管理コマンドを実行しようとするとメッセージが出力され,サーバ管理コマンドが実行できなくなることがあります。
なお,J2EEサーバが接続するネーミングサービスが,スマートエージェントを使用する設定とは,[ネーミングサービスの設定]画面で,利用するスマートエージェントを選択した場合を指します。[ネーミングサービスの設定]画面の詳細は,「10.5.1 ネーミングサービスの設定」を参照してください。

[全てセットアップ]ボタン
セットアップされていない論理サーバをセットアップします。
なお,セットアップ済みのSFOサーバ,J2EEサーバおよびWebサーバの上書きセットアップ,および結果ログの出力はされません。

[選択してセットアップ]ボタン
[セットアップ]でチェックした論理サーバをセットアップします。
なお,セットアップ済みのSFOサーバ,J2EEサーバおよびWebサーバの論理サーバの上書きセットアップ,および結果ログの出力はされません。