Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド

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4.4.2 リソースアダプタのプロパティ定義(Connector 1.0の場合)

Connector 1.0の仕様に準拠するリソースアダプタのプロパティを定義します。リソースアダプタのプロパティ定義は,J2EEリソースアダプタをデプロイしたあとでも実行できます。なお,設定済みのリソースアダプタのプロパティを変更する場合は,該当するリソースアダプタを停止した状態で実行してください。

プロパティの設定手順の概要については,「3.5 属性ファイルによるプロパティの設定」を参照してください。次にリソースアダプタのプロパティ定義について説明します。

<この項の構成>
(1) 編集する属性ファイル
(2) 編集する属性ファイルの取得と属性の設定
(3) 編集する属性設定項目

(1) 編集する属性ファイル

Connector属性ファイル

(2) 編集する属性ファイルの取得と属性の設定

●属性ファイルの取得

次に示すコマンドを実行して,リソースアダプタのConnector属性ファイルを取得します。

実行形式
 
cjgetresprop [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -type rar -resname <リソースアダプタの表示名> -c <Connector属性ファイルパス>
 

実行例
cjgetresprop MyServer -type rar -resname Rar1 -c AccountProp.xml
 
●属性の設定

次に示すコマンドを実行して,Connector属性ファイルの値を反映します。

実行形式
 
cjsetresprop [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -type rar -resname <リソースアダプタ表示名> -c <Connector属性ファイルパス>
 

実行例
cjsetresprop MyServer -type rar -resname Rar1 -c AccountProp.xml
 
注意
リソースアダプタをデプロイしたあとでプロパティを定義する場合は,cjgetrarpropコマンドとcjsetrarpropコマンドを使用してください。cjgetrarpropコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjgetrarprop(RARファイルの属性の取得)」を参照してください。cjsetrarpropコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjsetrarprop(RAR属性設定)」を参照してください。

(3) 編集する属性設定項目

リソースアダプタのプロパティ設定項目を次に示します。

(a) リソースアダプタの一般情報

リソースアダプタの一般情報(<outbound-resourceadapter>タグ)の設定項目を次に示します。

項目 必須 対応するタグ
トランザクションサポートのレベル <transaction-support>
再認証のサポート有無 <reauthentication-support>

(凡例) ○:必須


プロパティの設定項目については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1.1 Connector属性ファイルの指定内容」を参照してください。

(b) コンフィグレーションプロパティ

リソースアダプタのコンフィグレーションプロパティ(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <config-property>タグ)の設定項目を次に示します。

項目 対応するタグ
コンフィグレーションプロパティ名 <config-property-name>
コンフィグレーションプロパティのデータ型 <config-property-type>
コンフィグレーションプロパティの値 <config-property-value>

定義するコンフィグレーションプロパティの数だけ上記の設定を繰り返してください。

定義するコンフィグレーションプロパティ名(<config-property-name>)については,「4.2.2 DB Connectorのプロパティ定義」を参照してください。

(c) 実行時プロパティ

リソースアダプタの実行時プロパティ(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <connector-runtime>タグ)の設定項目を次に示します。

項目 対応するタグ
プロパティ名 <property-name>
プロパティのデータ型 <property-type>
プロパティの値 <property-value>

定義するプロパティの数だけ,上記の設定を繰り返してください。

定義する実行時プロパティ名(<property-name>)およびコネクションプールの動作と注意事項については,「4.2.2 DB Connectorのプロパティ定義」を参照してください。

(d) 別名情報

リソースアダプタの別名情報(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <connector-runtime> - <resource-external-property>タグ)の設定項目を次に示します。

項目 必須 対応するタグ
リソースの別名 <optional-name>
リソース認証方式 <res-auth>
リソース共有の有無 <res-sharing-scope>

(凡例) ○:必須 △:任意


プロパティの設定項目については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1.1 Connector属性ファイルの指定内容」を参照してください。

リソースアダプタの別名の使用法については,「4.8 JNDI名前空間に登録されるリソースアダプタ名の参照と変更」を参照してください。