Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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6.14.4 定義内容の詳細(webserver.sfoから始まるパラメタ)

メモリセッションフェイルオーバ機能を使用する場合に指定するキーの詳細について次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。

「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

キー名称 内容 省略値 VR
webserver.sfo.negotiation.ignore_serverId ネゴシエーションで,J2EEサーバに設定されたHttpSessionのセッションIDに付加するサーバIDが,すでに接続済みのJ2EEサーバの設定と一致した場合に,エラーとするかどうかを指定します。

trueを指定した場合:
エラーとします。

falseを指定した場合:
エラーとしません。
このパラメタは,HAモニタを使用したクラスタ環境だけで設定してください。それ以外の環境では設定しないでください。
false
webserver.sfo.check_size.mode グローバルセッション情報のサイズ見積もり機能を有効にするかどうかを指定します。

onを指定した場合:
グローバルセッション情報のサイズ見積もり機能が有効になります。

offを指定した場合
グローバルセッション情報のサイズ見積もり機能が無効になります。
off 07-60
webserver.sfo.sfo_server.<SFOサーバ名>※1.connectionTimeout J2EEサーバからSFOサーバに通信した際のタイムアウト時間を,1〜3600の整数(単位:秒)で指定します。 30 06-50
07-00
webserver.sfo.sfo_server.<SFOサーバ名>※1.naming <SFOサーバ名>が指すSFOサーバのインプロセスで起動したCORBAネーミングサービスのIPアドレスまたはホスト名,およびポート番号を指定します。
IPアドレスは10進表記で,ポート番号は1〜65535の整数で指定します。区切り文字には半角コロン(:)を使用します。

指定形式:
<IPアドレス>:<ポート番号>
<ホスト名>:<ポート番号>
webserver.sfo.sfo_serversキーで指定した,すべてのSFOサーバについて設定が必要です。設定されていないSFOサーバが存在した場合,セッションフェイルオーバを使用するアプリケーションは開始できません。
簡易構築定義ファイルで指定できる値を次に示します。
  • IPv4アドレス:ポート番号
  • ホスト名:ポート番号
  • @myhost:ポート番号
なし 07-50
webserver.sfo.sfo_servers※2 J2EEサーバ上のWebアプリケーションが使用する,すべてのSFOサーバ名を指定します。1024文字までの文字列が指定できます。半角英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)が使用できます。
SFOサーバを複数指定する場合は,半角コンマ(,)で区切ります。ただし,一つのSFOサーバ名に指定できる文字列長は32文字までです。このとき,一つ目に指定されたSFOサーバ名がデフォルトとなります。

指定形式:
<SFOサーバ名>[,<SFOサーバ名>]
同じSFOサーバ名を複数回指定することはできません。
セッションフェイルオーバ機能を使用しない場合,このプロパティは無効です。
なし 06-50
07-00

(凡例)
−:08-00より前のバージョンを示します。

注※1
webserver.sfo.sfo_serversキーで指定したSFOサーバ名。webserver.sfo.sfo_serversキーに指定されていないSFOサーバ名を指定した場合,そのキーは無効になります。

注※2
param-valueに値を複数指定する際は,コンマ「,」で区切って指定します。
(例)
<param-value>値1,値2,値3</param-value>

このパラメタは,usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)にも指定できます。