Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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4.32.1 DABroker Libraryを使用する場合に使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能についての注意事項

ここでは,データベース接続で使用できる機能について説明します。

データベース接続で使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能を,データベースごとに次の表に示します。

表4-96 使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能

項目 HiRDB Oracle XDM/RD E2
Oracle9i Oracle10g
J2EEコンポーネント Servlet/JSP
Stateless Session Bean
Stateful Session Bean
Entity Bean(BMP) ×
Entity Bean(CMP1.1) × ×
Entity Bean(CMP2.0) ※1 × ×
Message-driven Bean(onMessageメソッドからのデータベースアクセス)
使用できる機能 コネクションプーリング
コネクションプールのウォーミングアップ
コネクションプールの情報表示(cjlistpoolコマンド)
コネクションプールのクリア(cjclearpoolコマンド)
リソースへの接続テスト
コネクションの障害検知 ※2
ステートメントプーリング ※3 ※3,※4
ステートメントキャンセル ※5 ※6 ※6 ※7
ステートメントsetQueryTimeoutメソッド × × × ×
コネクションIDのPRFトレース出力 ※7
障害調査用SQLの出力
クラスタコネクションプール × × × ×

(凡例)○:使用できる  ×:使用できない  △:一部制限あり

注※1 CMP2.0の機能である,CMR機能は利用できません。

注※2 DABroker Libraryを使用して接続する場合,HiRDBのバージョンが07-01以前でグローバルトランザクション(XATransaction)のときは使用できません。

注※3 HiRDBのバージョンが07-01以前の場合,アプリケーションサーバが管理するトランザクションで使用するときだけ,ステートメントプーリング機能が使用できます。これ以外の場合はエラーが発生します。また,HiRDB自動再接続機能とステートメントプーリング機能の併用はできません。

注※4 XDM/RD E2 11-02以降のバージョンとDABroker Library 03-13以降を使用する場合にだけステートメントプーリングを使用できます。

注※5 グローバルトランザクション(XATransaction)のときは使用できません。

注※6 データベースのサーバまたはクライアントがWindowsで,接続形式が専用接続であるときは,使用できません。

注※7 ステートメントキャンセル,およびコネクションIDのPRFトレース出力は,DABroker経由の場合,XDM/RD E2 11-02以降で使用できます。


注意
HiRDBのバージョンが07-01以前で,トランザクションサポートレベルにXATransactionを使用する場合,トランザクション外でコネクションを使用してデータベースにアクセスするとコネクションが二つ使用され,HiRDBへの接続が同時に利用しているユーザ数の2倍になります。HiRDBのシステム共通定義のpd_max_usersオペランドに,同時に利用しているユーザ数の2倍の値を指定してください。