Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編
DABroker Libraryの運用ディレクトリを設定します。dabsetupコマンドを実行すると,インストールディレクトリのディレクトリおよびファイルが,<パス名>に指定した運用ディレクトリに移動されます。
また,-dオプションを指定することで,運用ディレクトリを削除できます。
- -d
- DABroker Library運用ディレクトリ下のDABroker Libraryシステムを,OSから削除します。DABroker Library運用ディレクトリを設定する場合は,このオプションを指定しないでください。
- <パス名>
- DABroker Libraryを運用したい任意のディレクトリを指定します。
- ここで指定したディレクトリ下に"DABroker"ディレクトリが作成されて,インストールディレクトリのディレクトリおよびファイルが移動されます。
- 指定を省略した場合,DABroker Library運用ディレクトリはDABroker Libraryのインストールディレクトリ(/opt/DABroker)となります。なお,リモートファイルシステム上のディレクトリ,リモートファイルシステム,またはローカルファイルとリンクしたディレクトリは指定できません。
- DABroker Library運用ディレクトリを設定する場合
- dabsetup /home
- DABroker Libraryシステムを削除する場合
- dabsetup -d /home
- dabsetupコマンドは,スーパーユーザで実行してください。
- dabsetupコマンドは,DABroker Libraryが停止中に実行してください。
- dabsetupコマンドでDABroker Libraryを再度セットアップする場合,運用ディレクトリのDABroker Libraryの動作状態は初期状態になります。ただし,ユーザが作成したDABroker Library動作環境定義ファイル,ログファイル,およびトレースファイルなどはセットアップされません。
- 運用ディレクトリとして指定したパスが,ファイルとして存在する場合,dabsetupコマンドの実行を中止します。
- 運用ディレクトリとして指定したパスに,DABroker Libraryが提供するディレクトリと同一名称のファイル,またはDABroker Libraryが提供するファイルと同一名称のディレクトリが存在する場合,dabsetupコマンドの実行を中止します。
- 運用ディレクトリとして指定したパスが,ディレクトリとして存在する場合,上書きするかどうかを確認します。なお,上書きすることを選択しても,指定したディレクトリに存在するDABroker Libraryがセットアップしないファイル(ユーザが作成したDABroker Library動作環境定義ファイル,ログファイル,およびトレースファイルなど)は保証されます。
- dabsetupコマンドの実行が失敗した場合,dabsetupコマンドの実行を終了して,dabsetupコマンドを実行する前の状態に戻します。
(6) DABroker Library運用ディレクトリの削除について
- dabsetupコマンドでの運用ディレクトリの削除に成功した場合
- インストールディレクトリに,dabsetupコマンドなどのシステムで必要なファイルが残ります。インストールディレクトリに残ったファイルは,インストーラで削除してください(アンインストールしてください)。
- ユーザが作成したDABroker Library動作環境定義ファイルは,dabsetupコマンドでは削除されません。必要に応じて削除してください。
- dabsetupコマンドでの運用ディレクトリの削除に失敗した場合
- 残ったディレクトリおよびファイルをOSのrmコマンドで削除してください。
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