Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

3.11.6 プール管理情報設定ファイル

プール管理情報設定ファイルは,次に示すDOCTYPE宣言を持ちます。プール管理情報設定ファイルは,Webコンテナのコネクションプール機能を設定する場合に使用するファイルです。

<!DOCTYPE hitachi-webconpool-configuration PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD webconpool Configuration 6.0//EN' 'file:///<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/admin/dtds/hitachi-webconpool-configuration_6_0.dtd'>
注意
サンプルファイルで提供している属性ファイルなどをサーバ管理コマンド以外の方法で使用する場合,DOCTYPE宣言内のURLの指定をURIに書き直す必要があります。

変更前
<!DOCTYPE hitachi-webconpool-configuration PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD webconpool Configuration 6.0//EN' 'file:///C:/Program%20Files/Hitachi/Cosminexus/CC/admin/dtds/hitachi-webconpool-configuration_6_0.dtd'>

変更後
<!DOCTYPE hitachi-webconpool-configuration PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD webconpool Configuration 6.0//EN' 'file:///<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/admin/dtds/hitachi-webconpool-configuration_6_0.dtd'>

プール管理情報設定ファイルは,次に示すタグを持つxmlファイルです。

タグ名 出現パターン 説明
<hitachi-webconpool-configuration> 1回 ルートタグ。




<DatabaseID> 1回 DBMS名。
一意の名称で指定します。
DBMS名には,英数字,およびアンダースコア「_」を使用できます。

<ClassName> 0または1回 利用するJDBC実装クラス名。


<URL> 0または1回 利用するデータベースにアクセスするためのデータベースURL。







<UserCount> 0または1回 プール機能を使用できるユーザ数。
0〜2147483647
ユーザ数≧0となるように指定します。
0を指定するとプール機能を使用できるユーザ数に制限がなくなります。
省略した場合は0が設定されます。




<UserID> 0または1回 コネクション取得要求時に,省略された場合に使用されるユーザID。
省略した場合は空文字が設定されます。




<Password> 0または1回 コネクション取得要求時に,省略された場合に使用されるパスワード。
省略した場合は空文字が設定されます。





<MinimumSize> 0または1回 プールに割り当てるデータベースコネクションの最小数。
0〜2147483647
省略した場合は0を設定します。









<MaximumSize> 0または1回 プールで使用できるデータベースコネクションの最大数。
0〜2147483647
0を指定すると無制限にコネクションを使用できます。ただし,データベースで許容される最大コネクション数によって最大数は制限されます。
省略した場合は0が設定されます。







<RetryInterval> 0または1回 プールからコネクションを取得するときに,コネクション取得のリトライをするまでのアプリケーションの待ち時間(単位:秒)。
0〜2147483647
省略した場合は0が設定されます。
<RetryCount> 0または1回 プールからコネクションを取得できなかった場合のリトライ回数。
0〜2147483647
コネクションが取得できない場合に,リトライを行わないようにするには0を指定します。
省略した場合は0が設定されます。

cjwebeditpoolコマンドでプール管理情報を登録・変更するときに使用するプール管理情報設定ファイルは,あらかじめエディタなどを使って作成したものを使用するか,次のディレクトリにあるサンプルファイルを使用します。サンプルファイルでは,デフォルトの設定内容が記述されています。

ディレクトリ ファイル

  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examples\webpoolconf
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/examples/webpoolconf
Webconpool.xml