Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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3.10.6 cjwebclosepoolプール内のコネクションの強制切断

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) 入力例
(6) 注意事項

(1) 形式

コネクションIDを指定する場合
cjwebclosepool [-host <ホスト名称>] [-port <ポート番号>]
               -dbid <データベースID> -type connectionid
               -cid <コネクションID>

タイムアウト時間を指定する場合
cjwebclosepool [-host <ホスト名称>] [-port <ポート番号>]
               -dbid <データベースID> -type timeout 
               -time <タイムアウト時間>

(2) 機能

指定されたコネクションIDに該当するコネクション,または指定されたタイムアウト時間を超過したコネクションをプールから削除して,クローズします。

指定されたタイムアウト時間を超過したコネクションをプールから削除する場合,プールまたはデータベースに対してgetConnectionメソッド,SQLステートメントなどが実行されてからの経過時間が,指定された時間を超えているコネクションが対象となります。

このコマンドは,コネクションが使用中のまま長時間放置されている場合などに使用します。コネクションIDまたは経過時間をキーにして削除して,プール内のコネクションが[Minimum size]に達していない場合は,新たにプールにコネクションを生成します。

(3) 引数

-host <ホスト名称>
接続先のホスト名称として,コマンドからのリクエスト要求を受け付けるサーブレットが動作しているホスト名称を指定します。指定を省略した場合は,localhostが仮定されます。

-port <ポート番号>
コマンドからのリクエスト要求を受け付けるサーブレットが使用するポート番号として,サーブレットが管理されているWebコンテナのポート番号を指定します。指定を省略した場合は,8080が仮定されます。

-dbid <データベースID>
削除対象となるプール管理情報のデータベースIDを指定します。データベースIDには,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)またはアンダースコア(_)が使用できます。

-type {connectionid|timeout}
コネクションを削除する基準の種別を指定します。
  • connectionid
    コネクションIDを基に,プールからコネクションを削除します。
  • timeout
    タイムアウト時間を基に,プールからコネクションを削除します。

-cid <コネクションID>
削除対象となるコネクションのコネクションIDを指定します。

-time <タイムアウト時間>
コネクションを削除する際のタイムアウト時間を指定します。コネクション最終アクセス時刻から,指定時間を超過したコネクションが削除対象となります。指定は秒単位で,指定できる値は0≦指定値≦2147483647の範囲になります。

(4) 戻り値

0:
正常終了しました。

1:
異常終了しました。

2:
排他エラーによってコマンドを実行できません。

(5) 入力例

コネクションIDを指定する場合
cjwebclosepool -dbid db_1 -type connectionid -cid connection1

タイムアウト時間を指定する場合
cjwebclosepool -dbid db_1 -type timeout -time 36000

(6) 注意事項