Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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3.9.6 手動による定義などの修正

旧バージョンから移行する場合に,手動で定義などの修正が必要な項目について説明します。

次に修正項目の詳細について説明します。なお,表の「修正項目」の項番は,説明の項番と対応しています。

<この項の構成>
(1) セキュリティポリシーファイルの変更
(2) 統合ユーザ管理のタグライブラリの入れ替え
(3) デフォルトエラーページのスタックトレース表示
(4) JSPのコンパイル結果の削除
(5) リダイレクタへのデータ送信処理のタイムアウト追加
(6) ユーザスレッドの生成に必要な権限の追加
(7) セッションIDへのサーバIDの付加
(8) javax.servlet.ServletExceptionで生成したオブジェクトに対するinitCauseメソッドの呼び出し
(9) リダイレクタのログ出力先変更
(10) Webコンテナへのデータ送信処理のタイムアウト追加
(11) リダイレクタの保守用トレースログの面数変更

(1) セキュリティポリシーファイルの変更

変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。

(2) 統合ユーザ管理のタグライブラリの入れ替え

変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。

(3) デフォルトエラーページのスタックトレース表示

変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。

(4) JSPのコンパイル結果の削除

07-00以降では,サーブレット/JSPのバージョンが変更になりました。このため,07-00より前のWebコンテナサーバのusrconf.propertiesファイルで,webserver.work.clean=falseを設定してJSPコンパイル結果を保持していた場合,07-00以降へ移行後,07-00より前で生成されたコンパイル結果を手動で削除してください。

次のどちらかの方法で,JSPコンパイル結果を削除します。

JSPコンパイル結果を手動で削除する方法については,「3.4.3 JSPファイルのコンパイル結果の保持」を参照してください。

(5) リダイレクタへのデータ送信処理のタイムアウト追加

変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。

(6) ユーザスレッドの生成に必要な権限の追加

変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「server.policyファイル」を「web.policyファイル」と読み替えてください。

(7) セッションIDへのサーバIDの付加

変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。

(8) javax.servlet.ServletExceptionで生成したオブジェクトに対するinitCauseメソッドの呼び出し

コンストラクタServletException(String,Throwable)およびServletException(Throwable)で生成したServletExceptionオブジェクトに対して,initCause(Throwable)を呼び出せません。initCause(Throwable)を呼び出したい場合は,ユーザプロパティファイルにwebserver.servlet_api.exception.getCause.backcompat=trueを設定する必要があります。

(9) リダイレクタのログ出力先変更

変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。

(10) Webコンテナへのデータ送信処理のタイムアウト追加

変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。

(11) リダイレクタの保守用トレースログの面数変更

変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。