Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

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付録E.21 CJMSプロバイダサービス無応答時の解析

CJMSプロバイダのサービス無応答時の解析手順を次の図に示します。

図E-20 CJMSプロバイダサービス無応答時の解析手順

[図データ]

<この項の構成>
(1) プロセス前提条件
(2) 実行に必要な情報および補足説明

(1) プロセス前提条件

(2) 実行に必要な情報および補足説明

(A1)などの記述は,図中の記述と対応しています。

(A1)
PRFトレースを採取します。

(A2)
J2EEサーバのスレッドダンプを採取します。

(A3)
<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/server/public/ejb/<サーバ名>/logs下のログを確認し,障害を切り分けます。

(A4)
CJMSPブローカーのスレッドダンプを採取します。
Windowsの場合
CJMSPブローカーのスレッドダンプの取得方法は二つあります。
  • JavaVMのコマンドjheapprofを使用します。
    このコマンドの使用方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「jheapprof(クラス別統計情報付き拡張スレッドダンプの出力)」を参照してください。
  • CJMSPブローカーを起動しているコマンドプロンプト上で[Ctrl]+[Break]キーを入力します。
    この場合,スレッドダンプを取得したあとにCJMSPブローカーを停止すると,「バッチジョブを終了しますか(Y/N)?」と表示されます。その際,「N」を指定してください。
UNIXの場合
killコマンドを使用します。
実行例
kill -3 <プロセスID>

(A5)
<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/server/public/ejb/<サーバ名>/logs/cjms/<コネクタ名>下のログを確認して,障害を切り分けます。

(A6)
<VAR_HOME>/instances/<インスタンス名>/log下のログを確認して,障害を切り分けます。

(A7)
付録E.24 CJMSプロバイダサービス無応答時の回復」の手順に従って,CJMSプロバイダのサービスを回復します。