Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

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12.2.1 アノテーションを使用するメリットと指定できるアノテーション

ここでは,アノテーションを使用するメリットと指定できるアノテーションについて説明します。

<この項の構成>
(1) アノテーションを使用するメリット
(2) Webアプリケーションで指定できるアノテーション
(3) Enterprise Beanで指定できるアノテーション

(1) アノテーションを使用するメリット

アノテーションを使用するメリットを次に示します。

DIについては,「12.4 DIの使用」を参照してください。

(2) Webアプリケーションで指定できるアノテーション

Webアプリケーションにアノテーションを指定できるのは,Servlet 2.4,Servlet 2.5,またはServlet 3.0の場合です。ただし,指定できるアノテーションは,Servletのバージョンによって異なります。

指定できるアノテーションについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス API編」の「2.1 対応するアノテーションのサポート範囲」を参照してください。

なお,@Resourceアノテーションで指定できるリソースのタイプについては,「12.4.1 @Resourceアノテーションで指定できるリソースのタイプ」を参照してください。また,@EJBおよび@Resourceアノテーションのname属性は,web.xmlのタグの要素と対応しています。対応については,標準仕様を確認してください。

ポイント
Servlet 2.3以前のバージョンのweb.xmlがある場合,アノテーションの指定は無効になります。

(3) Enterprise Beanで指定できるアノテーション

Enterprise Beanにアノテーションを指定できるのは,EJB 3.0の場合です。

指定できるアノテーションについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス API編」の「2.1 対応するアノテーションのサポート範囲」を参照してください。

なお,@RemoteHomeまたは@LocalHomeアノテーションを使用してホームインタフェースを指定する場合,指定されたホームインタフェースのcreateメソッドの戻り値がコンポーネントインタフェースとみなされます。