Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
この節では,CJMSプロバイダ使用時に障害が発生した場合に使用する,障害対応用の情報について説明します。
CJMSプロバイダでは,次の3種類のコンポーネントがログを出力します。
これらのコンポーネントは,メッセージログと例外ログを出力します。メッセージログと例外ログは,コンポーネントごとのログファイルに出力されます。
ログの形式は,トレース共通ライブラリ形式です。
表7-14 CJMSプロバイダでのログレベルの意味
ログレベル | 意味 |
---|---|
ERROR | システムの障害につながる深刻な問題が発生したことを示すメッセージのログレベルです。 エラーと例外の情報だけの,最小限の情報が出力されます。 このログレベルを指定した場合は,ERRORレベルに該当するメッセージだけがログ出力されます。 |
WARNING | システムの障害にはつながらないものの,注意が必要な状態であることを示すメッセージのログレベルです。 処理が正常終了し,状態に問題がある場合に出力されます。 このログレベルを指定した場合は,ERRORレベルとWARNINGレベルに該当するメッセージがログ出力されます。 |
INFO | メトリクスやそのほかのメッセージを出力するログレベルです。 処理の流れや,通常処理でどのように操作が行われているかを示す情報が出力されます。 このログレベルを指定した場合は,ERRORレベル,WARNINGレベルおよびINFOレベルに該当するメッセージがログ出力されます。 |
ログファイルに出力されるメッセージの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」の「4. KDAN(CJMSプロバイダで出力されるメッセージ)」を参照してください。また,トレース共通ライブラリ形式については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「5.2.1 トレース共通ライブラリ形式のログの出力形式と出力項目」を参照してください。
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