Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
ここでは,CJMSPブローカーの状態遷移および状態の確認方法について説明します。CJMSPブローカーには,3種類の状態があります。コマンドの実行などによって状態が遷移します。
CJMSPブローカーの状態は,cjmsicmd list bkrコマンドを使用して確認できます。詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjmsicmd list bkr(CJMSPブローカーの一覧表示)」を参照してください。
コマンド実行によるCJMSPブローカーの状態遷移を次に示します。
図7-14 CJMSPブローカーの状態遷移
表7-13 CJMSPブローカーの状態
CJMSPブローカーの状態 | 説明 |
---|---|
OPERATING | CJMSPブローカーがメッセージを処理できる状態です。 cjmsbrokerコマンドによってCJMSPブローカーを起動するとこの状態になります。なお,OPERATINGの状態のCJMSPブローカーに対してcjmsicmd pause bkrコマンドを実行した場合,状態は変わりません。 |
SHUTDOWN_STARTED | CJMSPブローカーが停止処理(シャットダウン)を開始した状態です。直後または数分後に,CJMSPブローカーはシャットダウンされます。 cjmsicmd shutdown bkrコマンドを実行するとこの状態になります。 |
SHUTDOWN_COMPLETE | CJMSPブローカーの停止(シャットダウン)処理が完了した状態です。すべてのリソースは解放されています。CJMSPブローカーがシャットダウンされるかどうかは,実行中のプロセスがあるかどうかに依存します。 cjmsicmd shutdown bkrコマンドを実行するとこの状態になります。 |
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