Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
PTPメッセージングモデルは,ポイント・ツー・ポイント(Point-to-Point)方式でメッセージを送受信するためのモデルです。
PTPメッセージングモデルでは,メッセージを作成して送信する送信側のクライアント(プロデューサー)をセンダーといいます。また,メッセージを受信する側のクライアント(コンシューマー)をレシーバーといいます。
センダーから送信されたメッセージは,キューという送信先に登録されます。キューに格納されたメッセージは,レシーバーが受け取ると,キューから削除されます。
PTPメッセージングモデルでのメッセージの流れを次の図に示します。
図7-5 PTPメッセージングモデルでのメッセージの流れ
メッセージは,センダーから送信され,キューに登録されます。キューに登録されたメッセージは,その時に起動しているレシーバーのどれかに配信されます(メッセージ1,メッセージ2)。レシーバーに配信されたメッセージは,キューから削除されます。配信先のレシーバーがない場合,メッセージはキューに滞留します(メッセージ3)。
なお,メッセージが登録されたキューの状態は,JMS仕様で規定されているキューブラウザーを使用して確認できます。キューブラウザーについては,JMS仕様を参照してください。
PTPメッセージングモデルの特徴を次に示します。
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