Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
アプリケーションからリソースに接続するには,Enterprise Beanやサーブレットでリソースへの参照を取得する必要があります。リソースへの参照を取得する方法として,ルックアップを使用する方法とDI(Dependency Injection)を使用する方法があります。
なお,EJB 3.0以降を使用する場合,DIを使用してリソースへの参照を取得してください。
ルックアップを使用する場合,次の手順でアプリケーションからリソースに接続します。
コネクションプーリングを使用している場合は,手順2.でプーリングされているコネクションが取得され,手順4.でコネクションがプールに返却されます。ユーザプログラムでコネクションプーリングを意識したコーディングは必要ありません。
DIを使用してリソースへの参照を取得する場合,DDの定義は不要となります。DIの概要およびDI使用時の注意事項については,「12.4 DIの使用」を参照してください。
ユーザプログラムでリソースへのコネクションを取得した場合,使用後には必ずクローズしてください。具体的には,例外などが発生した場合にも必ずクローズするように,finally節でコネクションをクローズしてください。
なお,finalizeメソッドが呼ばれるタイミングはJavaVMのGCのタイミングに依存するので,finalizeメソッドでコネクションをクローズする設計にはしないでください。ユーザプログラムでコネクションが正しくクローズされない場合,取得できるコネクションの最大数に達してしまい,それ以上のコネクションが取得できなくなるおそれがあります。
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