Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
ここでは,Enterprise BeanおよびJ2EEリソースに別名を設定する場合の付与規則について説明します。
別名に指定できる文字,および指定する場合の制約について説明します。
別名には,次の文字を使用した名称を指定できます。
ただし,スラッシュは,パスの区切り文字として使用する場合だけ,名前に使用できます。
次に示す名前は,別名として指定できません。指定した場合,J2EEアプリケーションまたはJ2EEリソースを開始できません。
このほか,J2EEリソースの場合,同じ名称が指定されたときには,あとから指定されている定義が有効になります。
Enterprise BeanおよびJ2EEリソースに別名を付ける場合の別名の重複可否を次の表に示します。
表2-24 Enterprise BeanおよびJ2EEリソースの別名の重複可否
別名を付ける対象 | リモートインタフェースを持つEnterprise Bean | ローカルインタフェースを持つEnterprise Bean | J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタ | J2EEリソース※1 |
---|---|---|---|---|
リモートインタフェースを持つEnterprise Bean | × | ○※2 | × | × |
ローカルインタフェースを持つEnterprise Bean | ○※2 | △ | △ | × |
J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタ | × | △ | △ | × |
J2EEリソース※1 | × | × | × | × |
注※1 J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタを除きます。
注※2 ローカル呼び出し最適化機能を使用するかどうかに関係なく重複できます。
なお,重複できない組み合わせの場合,名称が完全に一致していなくても指定できないことがあります。
例を使用して説明します。
図2-7 名称が完全に一致していなくても指定できない例
重複できない別名を指定した場合,別名を指定した対象ごとに,次のタイミングでエラーが発生します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.