Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

6.2.12 既存のWebアプリケーションをServlet 2.5仕様にバージョンアップする場合の留意点

Servlet 2.4仕様に対応したWebアプリケーションをServlet 2.5仕様にバージョンアップする場合に必要な作業,および注意事項を示します。なお,Servlet 2.5仕様の詳細については,Servlet 2.5仕様書を参照してください。

<この項の構成>
(1) Servlet 2.5仕様,およびJSP 2.1仕様で追加された仕様,および変更された仕様について
(2) web.xmlの移行について
(3) JSPから生成するクラスのサイズについて

(1) Servlet 2.5仕様,およびJSP 2.1仕様で追加された仕様,および変更された仕様について

Servlet 2.5仕様およびJSP 2.1仕様で追加,変更された仕様についての注意事項については,それぞれ「6.2.4 Servlet 2.5仕様で追加,変更された仕様についての注意事項」または「6.2.7 JSP 2.1仕様で追加,変更された仕様についての注意事項」を参照してください。

(2) web.xmlの移行について

web.xmlは,Servlet 2.5仕様に従った定義に修正します。詳細はJava Servlet Specification v2.5を参照してください。また,仕様変更については「6.2.4 Servlet 2.5仕様で追加,変更された仕様についての注意事項」を参照してください。

(3) JSPから生成するクラスのサイズについて

Servlet 2.5仕様に準拠したWebアプリケーションに含まれるJSPから生成したクラスは,JSP 2.1仕様の機能が適用されるようになります。そのため,JSPから生成したJavaソースファイル,クラスファイルの内容が変わります。

この場合,Javaソースファイルの行数,JSPから生成したクラスに含まれるメソッドのサイズ,またはMetaspace領域の使用量が増加することがあるため,注意してください。