Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

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4.6.4 リクエスト送受信時の通信タイムアウトの設定(Smart Composer機能を使用する場合)

リクエスト送受信時の通信タイムアウトは,クライアント−Webサーバ間,リダイレクタ−Webコンテナ間に設定します。

それぞれの場合での通信タイムアウトの設定方法について説明します。

<この項の構成>
(1) Webサーバでのリクエスト受信時の設定
(2) リダイレクタでのリクエスト送信時の設定
(3) Webコンテナでのリクエスト受信時の設定

(1) Webサーバでのリクエスト受信時の設定

クライアントからのリクエストをWebサーバで受信するときの通信タイムアウトは,Webサーバに設定します。Webサーバには,HTTP Serverを使用できます。

(a) 設定方法

クライアントから転送されたリクエストの受信処理の通信タイムアウトを,httpsd.confに設定してください。

(b) 設定時の注意

Webサーバでのリクエスト受信時に設定するタイムアウト値については,クライアント−Webサーバ間のネットワーク構成,およびトラフィックの状態を考慮し,障害が発生したと判断できる時間を設定してください。

(2) リダイレクタでのリクエスト送信時の設定

リダイレクタからWebコンテナにリクエストを送信するときには,Webコンテナとのコネクションを確立してからリクエストを送信します。リダイレクタからWebコンテナにリクエストを送信するときの通信タイムアウトは,コネクション確立時,およびリクエスト送信時に設定できます。また,コネクションの確立およびリクエストヘッダの送信に失敗した場合のリトライ回数を設定できます。

(a) 設定方法

リダイレクタからの,コネクション確立およびリクエスト送信処理の通信タイムアウトおよびリトライ回数を,簡易構築定義ファイルに設定してください。

(b) 設定時の注意

リダイレクタでのリクエスト送信時に設定する通信タイムアウト値,およびリトライ回数については,次の点に考慮して設定してください。

(3) Webコンテナでのリクエスト受信時の設定

リダイレクタからのリクエストをWebコンテナで受信するときの通信タイムアウトは,Webコンテナに設定します。

(a) 設定方法

リダイレクタから転送されたリクエストの受信処理の通信タイムアウトを,簡易構築定義ファイルに設定してください。

(b) 設定時の注意

Webコンテナでのリクエスト受信時に設定するタイムアウト値については,次の点に考慮して設定してください。