Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

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3.7 デバッグ用ログ(開発調査ログ)の利用

JSFアプリケーションの開発では,デバッグ用のログとして,開発調査ログを利用できます。

開発しているJSFアプリケーションで,障害や不具合などがあった場合,原因の調査および対象機能の詳細な動作を把握するために,開発調査ログを利用できます。

JSFアプリケーションでは,開発に関するメッセージが開発調査ログに出力されます。JSFアプリケーションのデバッグをする場合に確認が必要なメッセージは,メッセージに出力されたクラス名から判断できます。メッセージを出力するコンポーネントと出力されるクラス名について,次の表に示します。

表3-11 JSFアプリケーションの開発調査ログに出力されるクラス名

コンポーネント名 出力されるクラス名 出力内容
JSF javax.faces.〜
com.sun.faces.〜

  • 障害に関するメッセージ
  • 設定ミスを知らせるメッセージ
  • 例外のスタックトレース
  • 機能の動作状況に関するメッセージ
  • 内部状態に関するメッセージ

なお,開発調査ログはデフォルトの設定では出力されません。必要に応じて設定を変更してください。

開発調査ログを出力するための設定,および開発調査ログの出力先,出力形式,ログレベルなどについては,マニュアル「アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」の「24.4 開発調査ログに出力されるメッセージ」を参照してください。

また,JSFアプリケーションで利用しているBean Validationの開発調査ログの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「10.6 デバッグ用ログ(開発調査ログ)の利用」を参照してください。