Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)
アプリケーションサーバでは,Webアプリケーションの実行時に,web.xmlに定義されているWebアプリケーションのバージョンに準拠して,ServletやJSPが実行されます。
Webアプリケーションのバージョン設定機能は,Webアプリケーション実行時のバージョンを指定するための機能です。この機能を使用すると,web.xmlで定義されているWebアプリケーションのバージョンを変更しないで,設定したバージョンに準拠してWebアプリケーションを実行できます。
Webアプリケーションのバージョン設定機能を使用する場合と使用しない場合では,次の違いがあります。
web.xmlで定義されているWebアプリケーションのバージョンごとに,Webアプリケーションのバージョン設定機能で設定したバージョンによる動作の違いを次に示します。
表2-68 Webアプリケーションのバージョン設定機能で設定したバージョンによる動作の違い
web.xmlで 定義されている バージョン |
Webアプリケーションのバージョン設定機能で 設定したバージョン |
||
---|---|---|---|
指定なし | 2.4 | 2.5 | |
2.2 | 2.3として動作する※1 | 2.4として動作する | 2.5として動作する |
2.3 | 2.3として動作する | ||
2.4 | 2.4として動作する | ||
2.5,3.0 | 2.5として動作する | 2.5※2として動作する |
注※1 web.xmlで定義されているバージョンが2.2の場合,Webアプリケーションのバージョン設定機能で何も設定しないときは,2.3のWebアプリケーションとして動作します。
注※2 web.xmlで定義されているバージョンが2.5の場合,Webアプリケーションのバージョン設定機能で2.4を設定しても,2.5のWebアプリケーションとして動作します。
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