Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.11.2 EJBコンテナとの連携のための実装

Enterprise Beanの呼び出しを利用する場合,該当Webアプリケーションをデプロイする前に,J2EEサーバからRMI-IIOPのスタブ(stubs.jar),およびRMI-IIOPインタフェースを取得し,WebアプリケーションのWEB-INF/libディレクトリに格納します。

また,複数のRMI-IIOPのスタブ(stubs.jar)を格納する場合,名前の重複を避けるためにWEB-INF/libディレクトリに格納する前に適当な名前に変更してください。

なお,RMI-IIOPのスタブについては,J2EEサーバのダイナミッククラスローディングを利用できます。ダイナミッククラスローディングの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「3.7.3 ダイナミッククラスローディング」を参照してください。

WARからEJBを呼び出す場合は,WARのDDにejb-refを定義する必要があります。ただし,アノテーションを使用して参照を定義している場合は,web.xmlに参照を定義する必要はありません。また,WARから同一アプリケーション内のEJBを呼び出す場合は,WARに,スタブおよびリモートインタフェースを含める必要はありません。

なお,WARから別アプリケーションで動作するEJBを呼び出す場合,または別J2EEサーバで動作するEJBを呼び出す場合,リモートインタフェースとスタブが必要になります。WARにリモートインタフェースを含めて,実行環境でJ2EEアプリケーションの開始時にスタブが自動生成されるように設定してください。実行環境での設定については,「2.11.3 実行環境での設定(J2EEサーバの設定)」を参照してください。