Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド

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付録M.4 Enterprise Bean(Timer Service)のサンプルプログラム

Timer Serviceを実装するサンプルプログラムは,次のディレクトリに格納されます。

<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examples\ejb\timerservice

サンプルの概要と実行手順を示します。

<この項の構成>
(1) Enterprise Bean(Timer Service)のサンプルプログラムの概要
(2) Enterprise Bean(Timer Service)のサンプルプログラムの実行手順

(1) Enterprise Bean(Timer Service)のサンプルプログラムの概要

Timer Serviceのサンプルプログラム「TimerService」の構成を次に示します。

図M-30 TimerServiceの構成

[図データ]

このサンプルプログラムでは,Webブラウザ経由でEJBタイマの生成,一覧表示,キャンセルができます。EJBタイマがタイムアウトすると,ユーザログにメッセージを出力します。

実行例を次に示します。

図M-31 TimerServiceのサンプルプログラムの実行例

[図データ]

サンプルでは,次の機能を提供します。

(2) Enterprise Bean(Timer Service)のサンプルプログラムの実行手順

サンプルプログラムの実行手順を示します。

(a) サンプルプログラムのコンパイル

サンプルで提供するバッチファイル(compile.bat)を使用して,サンプルプログラムをコンパイルします。このバッチファイルで,EJB-JARファイル(timerservice.jar)とWARファイル(timerservice.war)とEARファイル(timerservice.ear)が作成されます。

(b) J2EEサーバのセットアップ

付録M.1(1) J2EEサーバのセットアップ」を参照してください。

(c) J2EEサーバのカスタマイズ

付録M.1(2) J2EEサーバのカスタマイズ」を参照してください。

(d) J2EEサーバの起動

付録M.1(3) J2EEサーバの起動」を参照してください。

(e) アプリケーションのデプロイ

付録M.1(5) アプリケーションのインポート,設定,および開始」を参照してください。

(f) アプリケーションの実行

ブラウザを起動し,URLに次の文字列を指定します。

http://<マシン名>:<ポート番号>/<ContextRoot>/TimerServiceServlet

インプロセスHTTPサーバが使用できる場合,デフォルトでは,次のURLを指定します。

http://localhost/timerservice/TimerServiceServlet

(g) アプリケーションのアンデプロイ

付録M.1(6) アプリケーションの停止,削除」を参照してください。

(h) J2EEサーバの終了

付録M.1(7) J2EEサーバの終了」を参照してください。