Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド

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付録E.1 Management Serverが自動で生成するユーザ定義ファイル

Management Serverの機能を使用して,論理サーバのコンフィグレーション定義または環境設定で設定した内容から生成されるユーザ定義ファイルについて,J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合とバッチアプリケーションを実行するシステムの場合に分けて説明します。なお,ユーザ定義ファイルは,システムを構築する対象のホストに生成されます。

注意
システムの一貫性を保つため,細かい設定を変更する場合でも,構築時に使用したManagement Serverの機能(Smart Composer機能,運用管理ポータルなど)から実行するようにしてください。テキストエディタなどで個別にファイルを直接編集する場合には,スペルミスなどに十分注意してください。
●J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合

論理サーバのコンフィグレーション定義または環境設定で設定した内容から生成されるユーザ定義ファイルを次の表に示します。

表E-1 論理サーバのコンフィグレーション定義または環境設定で設定した内容から生成されるユーザ定義ファイル(J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合)

論理
サーバ
生成されるユーザ定義ファイル名 ファイルの概要 ファイルの格納先
SFOサーバ usrconf.properties SFOサーバを実行するために必要なJavaVMのシステムプロパティを指定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<サーバ名>\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名>/
mngagent.<実サーバ名>.properties SFOサーバで運用監視するために必要な運用監視エージェントを設定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/
mevent.<実サーバ名>.properties SFOサーバでManagementイベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/
manager.<実サーバ名>.properties SFOサーバでJP1イベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
J2EEサーバ auto_explicit_memory.cfg 明示管理ヒープ機能の自動配置機能で使用する自動配置設定ファイル。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<サーバ名>/
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名>/
userprf.cfg ユーザ拡張性能解析トレースで使用するユーザ拡張性能解析トレース設定ファイル。
usrconf.cfg J2EEサーバの起動オプションが定義されたファイル。
このファイルでJavaVMの起動オプションも定義します。

  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<サーバ名>\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名>/
usrconf.properties J2EEサーバを実行するために必要なJavaVMのシステムプロパティを指定するファイル。
mngagent.<実サーバ名>.properties J2EEサーバで運用監視するために必要な運用監視エージェントを設定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/
mevent.<実サーバ名>.properties J2EEサーバでManagementイベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
manager.<実サーバ名>.properties J2EEサーバでJP1イベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
Webサーバ httpsd.conf Webサーバを稼働させるために必要な情報が定義されているファイル。
  • Windowsの場合
    <HTTP Serverのインストールディレクトリ>\servers\HWS_<サーバ名>\conf\または<HTTP Serverのインストールディレクトリ>\conf\
  • UNIXの場合
    /opt/hitachi/httpsd/servers/HWS_<サーバ名>/conf/または/opt/hitachi/httpsd/conf/
mod_jk.conf HTTP Server用のリダイレクタ定義(ログレベルなど)やURLマッピングを定義するファイル。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\web\redirector\servers\<サーバ名>\または<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\web\redirector\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/web/redirector/servers/<サーバ名>/または/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/
workers.properties ワーカの定義およびワーカごとの各パラメタを定義するファイル。
●バッチアプリケーションを実行するシステムの場合

論理サーバのコンフィグレーション定義または環境設定で設定した内容から生成されるユーザ定義ファイルを次の表に示します。

表E-2 論理サーバのコンフィグレーション定義または環境設定で設定した内容から生成されるユーザ定義ファイル(バッチアプリケーションを実行するシステムの場合)

論理
サーバ
生成されるユーザ定義ファイル名 ファイルの概要 ファイルの格納先
バッチサーバ auto_explicit_memory.cfg 明示管理ヒープ機能の自動配置機能で使用する自動配置設定ファイル。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名>/
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名>/
userprf.cfg ユーザ拡張性能解析トレースで使用するユーザ拡張性能解析トレース設定ファイル。
usrconf.cfg バッチサーバの起動オプションが定義されたファイル。
このファイルでJavaVMの起動オプションも定義します。

  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<サーバ名>\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名>/
usrconf.properties バッチサーバを実行するために必要なJavaVMのシステムプロパティを指定するファイル。
mngagent.<実サーバ名>.properties バッチサーバで運用監視するために必要な運用監視エージェントを設定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/
mevent.<実サーバ名>.properties バッチサーバでManagementイベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
manager.<実サーバ名>.properties バッチサーバでJP1イベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。