Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド
リソースアダプタまたは業務アプリケーションを設定したり開始したりする場合,サーバ管理コマンドを使用します。サーバ管理コマンドで引数にサーバ名を指定する場合は,実サーバ名を指定します。簡易構築定義ファイル作成時に実サーバ名を設定していない場合,実サーバ名は論理サーバ名と同じです。なお,論理サーバ名の設定を省略している場合,論理サーバ名は「cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番>」の形式で定義されます。論理サーバの種類と<種別>との対応を次の表に示します。
表4-15 論理サーバの種類と<種別>との対応
論理サーバの種類 | <種別> |
---|---|
論理Webサーバ | HTTP |
論理J2EEサーバ | J2EE |
論理パフォーマンストレーサ | PRF |
論理SFOサーバ | SFO |
論理CTMドメインマネジャ | CTMDM |
論理CTM | CTM |
論理スマートエージェント | SA |
論理ユーザサーバ | USER |
なお,<通番>は,基本的に「01」が設定されます。ただし,CTMを使用するシステムのように論理サーバを複数配置する場合は,重複しない番号が割り振られます。<通番>は,cmx_list_modelコマンドで確認してください。
サーバ管理コマンドを使用する操作は,サービスユニットごとに実行します。
このマニュアルで説明しているシステムは,サービスユニットが一つの例です。複数のサービスユニットを設定している場合は,コマンド実行例中のJ2EEサーバ名および-nameserver指定値の値を,それぞれのサービスユニットごとに変更して,サーバ管理コマンドを実行してください。
このマニュアルで説明しているJ2EEアプリケーションでは,プロパティの設定にcosminexus.xmlを使用します。このため,あらかじめ作成したcosminexus.xmlを,EJB-JAR,WARなどと一緒にJ2EEアプリケーションに含めて使用してください。
次に示す場合,J2EEアプリケーションのプロパティは,属性ファイル(アプリケーション統合属性ファイル)で設定できます。
設定方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「9.2 アプリケーション統合属性ファイルによるプロパティ設定」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.