Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド

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4.1.20 簡易構築定義ファイルを設定する

簡易構築定義ファイルを設定する手順について説明します。簡易構築定義ファイル設定時の注意事項については,「4.1.21 簡易構築定義ファイルを設定するときの注意事項(J2EEアプリケーション使用時)」を参照してください。

  1. 簡易構築定義ファイルのテンプレートファイル(cmxdefcombinedmodel.xml)を任意の場所にコピーします。
    簡易構築定義ファイルのテンプレートファイルは,次の場所に提供されています。
    Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\templates\cmxdefcombinedmodel.xml
    UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/templates/cmxdefcombinedmodel.xml
    参考
    テンプレートファイルの文字エンコーディングは,UTF-8です。テンプレートファイルの内容は,セットアップウィザードで「標準セットアップ」を選択して,データベース接続環境を設定しない状態でセットアップした場合と同じシステム構成です。
  2. 手順1.のテンプレートファイルを任意の名称に変更します。
    テキストエディタなどを利用して,簡易構築定義ファイルに手順3.〜手順7.の情報を定義します。
  3. Management Serverで運用するWebシステム名,Webシステムの表示名などを定義します。
    1Webシステムは,<web-system>タグから</web-system>タグまでの範囲に定義します。
  4. 負荷分散機を使用する場合は,<load-balancer>タグを追加して,使用する負荷分散機の種類や,管理用のIPアドレスなどを定義します。
    負荷分散機を使用しないシステムの場合,負荷分散機の定義は不要です。
  5. システム構成やJ2EEアプリケーションで使用する機能に応じて,物理ティアを定義します。必要に応じて,論理サーバ全体で共通のコンフィグレーションを定義します。
    システム構成やJ2EEアプリケーションで使用する機能に応じて,その機能を実現するために必要な論理サーバが決定されます。Smart Composer機能では,同一のデプロイメント(論理サーバの配置,定義設定など)を適用するホスト(サーバマシン)の集合を物理ティアという単位で定義します。物理ティアは,<tier>タグから</tier>タグまでの範囲に,物理ティアの種類や,論理サーバ全体で共通のコンフィグレーションなどを定義します。
  6. 論理サーバ(サービスユニット)を配置するホストを定義します。必要に応じて,論理サーバごとのコンフィグレーションを定義します。
    Smart Composer機能では,論理サーバの集合をサービスユニットという単位で定義します。サービスユニットは,<unit>タグから</unit>タグまでの範囲に,サービスユニットを配置するホストや,そのホストが属する物理ティア,論理サーバごとのコンフィグレーションなどを定義します。
  7. ホストを定義します。
    物理ティアに属するホストのホスト名や,運用管理エージェントのホスト名などを定義します。ホストは,Webシステムに依存しません。Management Serverで定義済みのホストを利用する場合は,ホストの定義を省略できます。ホストは,<host>タグから</host>タグまでの範囲に定義します。
  8. 手順3.〜手順7.で定義した情報を保存します。