Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド

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3.2.5 IPアドレスを変更する

システムが稼働しているホストのIPアドレスを変更する手順について説明します。

参考
説明で使用する画面,コマンドおよびファイルの参照先,コマンドおよびファイルの格納先については,「5. システムの構築・運用時に使用する画面,コマンドおよびファイル」を参照してください。
<この項の構成>
(1) 運用管理ポータルの起動とログイン
(2) 論理サーバの停止
(3) 運用管理機能の停止
(4) IPアドレスの設定変更
(5) システムの起動と設定情報の配布
(6) 運用管理ポータルからのログアウト

(1) 運用管理ポータルの起動とログイン

運用管理ポータルにログイン済みの場合は「(2) 論理サーバの停止」に進みます。

  1. Webブラウザを起動し,「http://localhost:28080/mngsvr/index.jsp」に接続して,運用管理ポータルを起動します。
  2. [Management Serverへログイン]画面で管理ユーザIDに「admin」を入力して,[ログイン]ボタンをクリックします。

(2) 論理サーバの停止

  1. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバの起動/停止]をクリックします。
  2. [サーバビュー]タブで[DefaultDomain]をクリックし,[一括停止]タブをクリックします。
  3. [一括停止]画面で[実行]ボタンをクリックします。
    一括停止要求が受け付けられ,[論理サーバの稼働状況]画面の論理サーバの稼働状況が「稼働中」から「停止中」,「停止」へと遷移します。

(3) 運用管理機能の停止

  1. 運用管理ポータルにログインしている場合は,[ログアウト]アンカーをクリックし,表示されたメッセージを確認して[ログイン画面]をクリックして,Webブラウザを閉じます。
  2. コマンドプロンプトでmngautorunコマンドを実行し,Management Serverおよび運用管理エージェントがホストの起動と同時に起動する設定を解除します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    mngautorun -d
  3. コマンドプロンプトでmngsvrctlコマンドのサブコマンド「stop」を実行し,Management Serverを停止します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    mngsvrctl stop -sync
  4. コマンドプロンプトでadminagentctlコマンドのサブコマンド「stop」を実行し,運用管理エージェントを停止します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    adminagentctl stop -sync

(4) IPアドレスの設定変更

  1. OSの手順に従って,IPアドレスを変更します。再起動が必要な場合は,システムを再起動します。
  2. Managerで使用するファイルでIPアドレスを設定している個所を,変更後のIPアドレスに変更します。
    Managerで使用するファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「10. Managerで使用するファイル」を参照してください。
  3. 次に示すディレクトリ下にあるファイルをすべて削除します。
    Windowsの場合
    • <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\tmp
    • <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\spool\lsinfo
    UNIXの場合
    • /opt/Cosminexus/manager/tmp
    • /opt/Cosminexus/manager/spool/lsinfo

(5) システムの起動と設定情報の配布

  1. コマンドプロンプトでadminagentctlコマンドのサブコマンド「start」を実行し,運用管理エージェントを起動します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    adminagentctl start -sync
  2. コマンドプロンプトでmngsvrctlコマンドのサブコマンド「start」を実行し,Management Serverを起動します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    mngsvrctl start -sync
  3. コマンドプロンプトでmngautorunコマンドを実行し,ホストの起動と同時にManagement Serverおよび運用管理エージェントを起動するように設定します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    mngautorun both -sync
  4. Webブラウザを起動し,「http://localhost:28080/mngsvr/index.jsp」に接続して,運用管理ポータルを起動します。
  5. [Management Serverへログイン]画面で管理ユーザIDに「admin」を入力して,[ログイン]ボタンをクリックします。
  6. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバの環境設定]をクリックします。
  7. [サーバビュー]タブで[DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]をクリックし,[設定情報の配布]アンカーをクリックします。
  8. [設定情報の配布]画面で[ステータス]が「空欄」の論理サーバの[配布]をチェックしてから,[選択して配布]ボタンをクリックします。
    [ステータス]が「空欄」から「配布中」,「配布済」へと遷移します。
    参考
    [全て配布]ボタンをクリックすると,[ステータス]が「配布済」の論理サーバにも設定情報が再配布されます。
  9. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバの起動/停止]をクリックします。
  10. [サーバビュー]タブで[DefaultDomain]をクリックし,[一括起動]タブをクリックします。
  11. [一括起動]画面で[実行]ボタンをクリックします。
    一括起動要求が受け付けられ,[論理サーバの稼働状況]画面の論理サーバの稼働状況が「停止」から「起動中」,「稼働中」へと遷移します。

(6) 運用管理ポータルからのログアウト

  1. [ログアウト]アンカーをクリックします。
  2. 表示されたメッセージを確認して[ログイン画面]をクリックし,Webブラウザを閉じます。