Cosminexus V9 アプリケーションサーバ ファーストステップガイド

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3.3.1 セットアップウィザードを使用する前の準備と確認をします

セットアップウィザードを使用する前に,次の2点を確認してください。

<この項の構成>
(1) 使用できるユーザの権限
(2) 実行環境を構築するシステムで使用されているポート番号

(1) 使用できるユーザの権限

セットアップウィザードを使用できるユーザの権限を次の表に示します。

表3-3 セットアップウィザードを使用できるユーザ

OS 使用できるユーザ
Windows Administrator権限のあるユーザ
UNIX root権限のあるユーザ

これらの権限を持つユーザでログインした状態で,セットアップウィザードを使用してください。

(2) 実行環境を構築するシステムで使用されているポート番号

以降の手順では,セットアップウィザードの標準セットアップを使用する方法について説明します。

標準セットアップでは,次の表に示すポート番号を使用したシステムが構築されます。

表3-4 標準セットアップで使用されるポート番号

ポート番号 用途
80 Webサーバのポート番号
900 インプロセスのネーミングサービスのポート番号
8007 ajp13(Apache JServ Protocol version 1.3)のポート番号
8080 管理用サーバのポート番号
20295 運用管理エージェントのポート番号
23152 RMI(Remote Method Invocation)レジストリのポート番号
28005 Management Server終了要求受信ポート番号
28009 Management Server内部通信用ポート番号
28080 Management Server接続HTTPポート番号

システムでこれらのポート番号をすでに使用している場合,標準セットアップは実行できません。カスタムセットアップを実行して,重複しないポート番号を指定する必要があります。カスタムセットアップについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「1.1.1 セットアップウィザードとは」を参照してください。