Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション設定操作ガイド

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10.6.2 展開ディレクトリ形式のアプリケーション

リロード機能を使用する場合は,アプリケーションの再生成(EARファイル作成)が不要となり,直接クラスファイルを置き換えるだけでよいため,アプリケーションの入れ替えが容易になります。

リロード機能は,展開ディレクトリ形式を使用し,開始状態およびリロードに失敗して停止状態にあるJ2EEアプリケーションに対してだけ実行できます。

リロード機能を実現するには,次の二つの手段があります。

ここでは,コマンドの実行によるリロード機能について説明します。

リロード機能によって,J2EEアプリケーションに入れ替える手順を次に示します。

  1. 更新するJavaプログラムをコンパイルします。
  2. リロードコマンドを実行します。

次のリロードコマンドを実行して,展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションを入れ替えます。

実行形式
 
cjreloadapp [サーバ名] -name アプリケーション名 [-t 強制リロード開始までのタイムアウト時間]
 

実行例
cjreloadapp MyServer -name App1
 

cjreloadappコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjreloadapp(アプリケーションのリロード)」を参照してください。

リロード機能の詳細および更新検知によるリロード機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「12.8 J2EEアプリケーションの更新検知とリロード」を参照してください。

注意事項
  • デフォルトの設定では,リロード機能は無効になっています。リロード機能を使用するためには,プロパティ設定ファイル(usrconf.properties)のキーを,次のように設定してください。
  • リロード機能の適用範囲の設定
    ejbserver.deploy.context.reload_scope=app
  • 更新検知インターバルの設定
    ejbserver.deploy.context.check_interval=1
J2EEアプリケーションの更新検知とリロードの設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「12.8.12 J2EEアプリケーションの更新検知とリロードの設定」を参照してください。
  • リソースアダプタを含むJ2EEアプリケーションの場合,RARファイルはアーカイブ形式で格納されています。アプリケーションディレクトリ下にあるRARファイルが変更されてもリロードは実行されません。
  • cosminexus.xmlを含むアプリケーションにリロード機能を使った場合,cosminexus.xmlの定義情報についてはリロードされません。