J2EEアプリケーションからほかのJ2EEアプリケーションに含まれるEnterprise Beanや,ほかのJ2EEサーバ上で動作するEnterprise Beanを呼び出す場合には,呼び出し側にRMI-IIOPスタブを用意する必要があります。RMI-IIOPスタブを用意する方法は,次の3とおりです。
- J2EEサーバによってデプロイ時に自動的に作成
呼び出し先Enterprise Beanのリモートインタフェースを呼び出し元のJ2EEアプリケーションに含めます。呼び出し元サーバの定義ファイル(usrconf.properties)の指定を変更することで,J2EEアプリケーションの開始時にスタブクラスが自動生成されます。呼び出し元サーバの定義ファイルでは,次を指定します。
ejbserver.deploy.stub.generation.scope=app
- J2EEサーバによって呼び出し先サーバから自動的に取得
呼び出し先サーバの定義ファイル(usrconf.properties)の指定で,実行時にスタブクラスが自動的にダウンロードされるようにします。呼び出し先サーバの定義ファイルでは,次を指定します。
ejbserver.DynamicStubLoading.Enabled=true
- 手動で取得してJ2EEアプリケーション内に含める
呼び出すEnterprise Beanをデプロイし,デプロイしたサーバからスタブクラス(stubs.jar)を取得して呼び出し元のJ2EEアプリケーションに含めます。
RMI-IIOPスタブが自動的に作成,取得される場合,および手動で取得する場合の,呼び出し先サーバと呼び出し元サーバのJ2EEアプリケーションのディレクトリ構成を示します。
- <この節の構成>
- 14.6.1 RMI-IIOPスタブが自動的に作成,取得される場合のJ2EEアプリケーションのディレクトリ構成
- 14.6.2 RMI-IIOPスタブを手動で取得する場合のJ2EEアプリケーションのディレクトリ構成
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