Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 機能解説
永続化するビジネスプロセスの場合,ビジネスプロセスを実行する過程でアクティビティの状態をデータベースに出力します。
ここでは,アクティビティの状態を確定するタイミング(トランザクションの開始とコミット)について説明します。
トランザクションの開始とコミットのタイミングを次の表に示します。
表4-7 トランザクションの開始とコミットのタイミング
| 処理 | タイミング |
|---|---|
| トランザクションの開始 | 受付アクティビティでメッセージを受信したとき。 |
| 通信モデルが同期の場合のサービス呼出アクティビティで,メッセージを送信する前のトランザクションをコミットした直後。 また,ビジネスプロセスの状態の互換性(HCSCサーバセットアップ定義のbp-status-compatible)にOFFを指定した場合は,サービス呼出アクティビティでメッセージを送信する前のトランザクションをコミットした直後。通信モデルが同期,非同期のどちらでも同じタイミングになります。 |
|
| ビジネスプロセスの状態の互換性(HCSCサーバセットアップ定義のbp-status-compatible)にOFFを指定した場合,サービス呼出アクティビティの処理が完了したときのトランザクションをコミットした直後。 | |
| 応答アクティビティの処理のあとに存在するアクティビティを実行する直前。 | |
| プロセス再実行ユーティリティによって,プロセスを再実行するとき。 | |
| 待機アクティビティに指定された間隔または期限でタイマが解除された直後。 | |
| 待機アクティビティの処理が完了したときのトランザクションをコミットした直後。 | |
| トランザクションのコミット | 応答アクティビティでメッセージを応答する直前。 |
| 通信モデルが同期の場合のサービス呼出アクティビティでメッセージを送信する直前。 また,ビジネスプロセスの状態の互換性(HCSCサーバセットアップ定義のbp-status-compatible)にOFFを指定した場合は,サービス呼出アクティビティでメッセージを送信する直前。通信モデルが同期,非同期のどちらでも同じタイミングになります。 |
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| ビジネスプロセスの状態の互換性(HCSCサーバセットアップ定義のbp-status-compatible)にOFFを指定した場合,サービス呼出アクティビティの処理が完了したとき。 | |
| 実行可能なすべてのアクティビティを実行し,ビジネスプロセスの処理を終了するとき。 | |
| 待機アクティビティに指定された間隔または期限のJ2EEサーバのTimerServiceにタイマを登録する直前。 | |
| 待機アクティビティの処理が完了したとき。 |
トランザクションの開始とコミットのタイミングは,ビジネスプロセスの状態の互換性(HCSCサーバセットアップ定義のbp-status-compatible)の指定がONまたはOFFの場合で動作が異なります。
それぞれのトランザクションの開始とコミットのタイミングの例を次に示します。
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