Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 機能解説
Cosminexus サービスプラットフォームが提供している次のアダプタでは対応できないプロトコルを持つシステムのサービス部品を呼び出して実行するには,カスタムアダプタの開発が必要です。
Cosminexus サービスプラットフォームでは,カスタムアダプタの開発を容易にするためのフレームワークであるカスタムアダプタ開発フレームワークを提供しています。
カスタムアダプタの概要とカスタムアダプタ開発フレームワークの概要を次に示します。
カスタムアダプタは,サービスリクエスタからの要求を受けサービス部品を呼び出します。そのとき,次の二つの役割を果たします。
カスタムアダプタが行う処理には,データ変換とプロトコル変換があります。このうち,すべてのカスタムアダプタに共通の処理であるデータ変換処理をカスタムアダプタ開発フレームワークで提供しています。このため,ユーザはプロトコル変換処理を実装することでカスタムアダプタを開発できます。
カスタムアダプタは,カスタムアダプタ開発フレームワークの実装であるStateless SessionBeanと,プロトコルコンバータで構成されます。プロトコルコンバータとは,プロトコル変換処理を実装するJavaクラスのことです。
カスタムアダプタを使用したサービス部品の呼び出しを次の図に示します。
図3-13 カスタムアダプタを使用したサービス部品の呼び出し(すべて同期通信の場合)
図中の1.〜7.について説明します。
カスタムアダプタ開発フレームワークによるカスタムアダプタの開発については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」の「付録F カスタムアダプタ開発フレームワーク」を参照してください。
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