Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 機能解説

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3.2.3 TP1からTP1/RPC受付を使ったHCSCサーバのサービス部品の呼び出し

HCSCサーバの標準受付(SessionBean,MDB(DBキュー))のほかに,ユーザ定義受付(TP1/RPC受付)を使用することで,既存のOpenTP1システムから,HCSCサーバを経由してサービス部品を呼び出せます。

TP1/RPC受付は,開発環境でTP1/RPC受付定義ファイルを作成し,実行環境へ配備することで利用できます。なお,サービスリクエスタからのサービス部品呼び出し要求を受けた場合,TP1/RPC受付は,リソースアダプタであるTP1インバウンドアダプタから電文を受け取って処理をします。そのため,TP1/RPC受付を使用する場合は,TP1インバウンドアダプタのセットアップが必要になります。

TP1/RPC受付を使用することで,サービスリクエスタはビジネスプロセスを,リモートプロシジャコール通信(同期応答型RPC)で呼び出せます。サービスリクエスタが呼び出すビジネスプロセスは,dc_rpc_call関数に指定するサービスグループ名とサービス名で特定されます。このとき指定したサービスグループ名とサービス名が,それぞれTP1インバウンドアダプタとTP1/RPC受付に結び付けられます。

OpenTP1システムからのサービス部品の呼び出しを次の図に示します。

図3-5 TP1/RPC受付を使用したOpenTP1システムからのサービス部品の呼び出し

[図データ]