Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 機能解説
DBアダプタは,サービスリクエスタやビジネスプロセスからの要求を受けて,データベースに対して直接アクセスできます。データベースに対するアクセスは,DBアダプタ内で定義されているSQLに従います。
DBアダプタは,開発環境で定義します。DBアダプタに対して要求するサービスリクエスタからは,実行するSQL文を記述したXML文書を作成して,作成したXML電文を要求電文に設定して実行します。DBアダプタによるSQLの実行について次の図に示します。
図3-1 DBアダプタによるSQLの実行
DBアダプタを定義する手順については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」の「5.3.5 DBアダプタを定義する」を参照してください。DBアダプタに要求を出すサービスリクエスタの作成については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」の「10.8 DBアダプタに要求を出すサービスリクエスタ」を参照してください。
DBアダプタ内部で,バイナリデータはbyte配列型,hexBinary型はString型として扱います。SELECT文実行時とINSERT文実行時にBLOB型を操作する場合の例を次に説明します。
BLOB列に対してSELECT文を実行すると,DBアダプタではbyte配列からXML SchemaのhexBinary型に変換(エンコード)して,要求元にBLOB列の値を返却します。
図3-2 SELECT文実行時の処理
BLOB列に対してINSERT文を実行する際は,要求元がXML SchemaのhexBinary型のデータをDBアダプタに渡します。DBアダプタではhexBinary型からbyte配列に変換(デコード)して,INSERT文を実行します。
図3-3 INSERT文実行時の処理
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