Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 機能解説

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1.3.4 実行履歴の管理機能

運用環境では,ビジネスプロセスのプロセスインスタンスの実行履歴やサービス部品を呼び出すための電文の実行履歴を管理できます。

<この項の構成>
(1) プロセスインスタンスの実行履歴の管理
(2) 電文の実行履歴の管理

(1) プロセスインスタンスの実行履歴の管理

プロセスインスタンスの実行履歴は,ビジネスプロセスのプロセスインスタンスの実行状況を履歴としてデータベースに記録(永続化)して管理します。

(a) プロセスインスタンスの実行履歴の検索

条件を指定して,プロセスインスタンスの実行履歴を検索できます。相関セット,開始日時または状態を検索キーとして利用できます。

(b) プロセスインスタンスの実行履歴の詳細情報の参照

プロセスインスタンスの実行履歴の詳細情報を参照できます。次に示す情報を参照できます。

(c) プロセスインスタンスの実行履歴の削除

ビジネスプロセスの確認のために使用するデータベースから不要なプロセスインスタンスの実行履歴を削除できます。一件ずつ削除することも,状態を指定して一括して削除することもできます。

(d) 実行中のプロセスインスタンスの再実行

フォルトが発生するなどの理由で処理できなかったビジネスプロセスのプロセスインスタンスを確認して,実行が中断したプロセスインスタンスを再実行できます。プロセスインスタンスの再実行は,一件ずつ再実行することも一括して再実行することもできます。

(2) 電文の実行履歴の管理

電文の実行履歴は,サービス部品を呼び出すための電文の実行状況を履歴としてデータベースに記録(永続化)して管理します。

(a) 電文の実行履歴の検索と詳細情報の参照

条件を指定して,電文の実行履歴を検索できます。メッセージ共通ID,サービスリクエストID,開始日時/終了日時,サービスリクエスタで受け付けた入力サービス名,呼び出し先のサービス名,JMSメッセージID,およびJMS相関識別子を検索キーとして利用できます。検索した結果に表示される情報の範囲も,基本的な情報から,詳細情報まで選択できます。表示された情報から,サービスを特定したり,電文の配送状況を追跡したりできます。

(b) 電文の実行履歴の削除

データベースにある実行履歴情報テーブルから,不要になった電文の実行履歴のレコードを削除できます。