Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
Cosminexus サービスプラットフォームでは,BPEL1.1とBPEL2.0のインポートをサポートしています。BPEL1.1とBPEL2.0では,BPELファイルのサポート範囲およびビジネスプロセス定義への変換ルールが異なります。
ここでは,上流設計ツールで作成したBPELファイルをインポートする場合の,BPELファイルのサポート範囲およびビジネスプロセス定義への変換ルールをBPEL1.1とBPEL2.0に分けて説明します。
BPELファイル内の要素が,ビジネスプロセスのどの定義内容に変換されるのかの関係を次の表に示します。
表E-1 BPELファイルの要素とビジネスプロセス定義の関係
変換前の要素(BPELファイル) | 変換後の定義内容(ビジネスプロセス) | 変換方法の参照先 | ||
---|---|---|---|---|
BPEL1.1 | BPEL2.0 | |||
process要素 | variables要素 | 変数 | 付録E.1(1)(b) | 付録E.2(1)(b) |
correlationSets要素 | 相関セット | 付録E.1(1)(c) | 付録E.2(1)(c) | |
faultHandlers要素 | フォルト処理 | 付録E.1(1)(d) | 付録E.2(1)(d) | |
receive要素 | 受付アクティビティ | 付録E.1(2)(a) | 付録E.2(2)(a) | |
reply要素 | 応答アクティビティ | 付録E.1(2)(b) | 付録E.2(2)(b) | |
invoke要素 | サービス呼出アクティビティ | 付録E.1(2)(c) | 付録E.2(2)(c) | |
assign要素 | 代入アクティビティ | 付録E.1(2)(d) | 付録E.2(2)(d) | |
empty要素 | 無操作アクティビティ | 付録E.1(2)(e) | 付録E.2(2)(e) | |
throw要素 | フォルト送出アクティビティ | 付録E.1(2)(f) | 付録E.2(2)(f) | |
scope要素 | スコープアクティビティ | 付録E.1(3)(a) | 付録E.2(3)(a) | |
while要素 | 繰り返しアクティビティ | 付録E.1(3)(b) | 付録E.2(3)(b) | |
switch要素※1 | 分岐開始アクティビティ 分岐終了アクティビティ |
付録E.1(3)(c) | − | |
if要素※2 | − | 付録E.2(3)(c) | ||
flow要素 | 並列処理開始アクティビティ 並列処理終了アクティビティ |
付録E.1(3)(d) | 付録E.2(3)(d) | |
sequence要素 | 順次処理アクティビティ | 付録E.1(3)(e) | 付録E.2(3)(e) | |
wait要素 | 待機アクティビティ | 付録E.1(2)(g) | 付録E.2(2)(g) | |
compensate要素※3 | 無操作アクティビティ | − | − | |
terminate要素※1※3 | ||||
pick要素※3 | ||||
extensionActivity要素※2※3 | ||||
rethrow要素※2※3 | ||||
exit要素※2※3 | ||||
validate要素※2※3 | ||||
compensateScope要素※2※3 | ||||
forEach要素※2※3 | ||||
repeatUntil要素※2※3 |
以降の項で,BPELファイルの各要素と,ビジネスプロセス定義の内容との関係の詳細をBPEL1.1とBPEL2.0に分けて説明します。
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