Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド

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22.5.1 性能解析トレース(FTP受付)

FTP受付での性能解析トレースについて説明します。

<この項の構成>
(1) 性能解析トレースの出力形式と出力内容
(2) 性能解析トレースの取得ポイント
(3) 性能解析トレースの取得方法と出力先

(1) 性能解析トレースの出力形式と出力内容

(a) 出力形式

性能解析トレースファイルに出力される形式は,Cosminexusの性能解析トレースと同様です。詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「4.6 性能解析トレース」を参照してください。

(b) 出力される内容

性能解析トレースファイルに出力される内容を次の表に示します。

表22-31 性能解析トレースファイルに出力される内容(FTP受付)

項目 内容
イベントID 取得ポイントのイベントIDが出力されます。
取得ポイントの詳細は,次の個所を参照してください。
リターンコード 取得ポイント種別が出力されます。
  • 0:正常終了
  • 1:異常終了
インターフェース名 クラス名が出力されます。
オペレーション名 メソッド名が出力されます。
オプション情報 次のオプション情報が出力されます。
  • 受付名
  • 受付ID
  • リクエストID
  • サービス名
  • サービスオペレーション名
  • 例外名(障害発生時だけ)

(2) 性能解析トレースの取得ポイント

性能解析トレースの取得ポイントを次の図に示します。

図22-13 性能解析トレースの取得ポイント(FTP受付)

[図データ]

イベントID,トレース取得ポイント,および性能解析トレース取得レベルを次の表に示します。表の「図中の番号」は,図22-13中の番号と対応しています。

表22-32 性能解析トレースの取得ポイント(FTP受付)

イベントID 図中の番号 トレース取得ポイント レベル
0x9870 1 カスタム受付の入口 A
0x9871 2 カスタム受付の出口 A
0x9872 3 カスタム受付フレームワークの呼び出し口 B
0x9873 4 カスタム受付フレームワークの応答受信口 B
0x9874 5

PUTオペレーションの場合
ビジネスプロセスの呼び出し後,作業ディレクトリの削除前

GETオペレーションの場合
FTPクライアントへのファイルデータ転送後,作業ディレクトリの削除前

GETINFOオペレーションの場合
FTPクライアントへのリストデータ転送後,作業ディレクトリの削除前
A
0x9860 6 カスタム受付フレームワークの入口 A
0x9861 7 カスタム受付フレームワークの出口 A
0x9864 8 HCSCメッセージ配送制御の呼び出し口 A
0x9865 9 HCSCメッセージ配送制御の応答受信口 A

(凡例)
A:標準
B:詳細

(3) 性能解析トレースの取得方法と出力先

性能解析トレースを取得するには設定が必要です。設定の詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「4.6 性能解析トレース」を参照してください。