Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド

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22.3.2 保守用ログ(ファイル操作アダプタ)

ファイル操作アダプタでの保守用ログについて説明します。

<この項の構成>
(1) 保守用ログの出力形式と出力される内容
(2) 保守用ログの出力先

(1) 保守用ログの出力形式と出力される内容

(a) 出力形式

保守用ログの出力形式を次の図に示します。

図22-8 保守用ログの出力形式(ファイル操作アダプタ)

[図データ]

(b) 出力される内容

保守用ログに出力される内容を次の表に示します。

表22-27 保守用ログに出力される内容(ファイル操作アダプタ)

項目 内容
番号 保守用ログの出力通番が表示されます。
日付 保守用ログの取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
  • yyyy:西暦
  • mm:月
  • dd:日
時刻 保守用ログの取得時刻がhh:mm:ss.SSSの形式で出力されます。
  • hh:時
  • mm:分
  • ss:秒
  • SSS:ミリ秒
製品ID 製品を特定するための識別子として,ファイル操作アダプタを示す「FOPADP」が出力されます。また,バージョン情報が出力されます。
pid プロセスを識別するためのIDが出力されます。
tid スレッドを識別するためのIDが出力されます。
ID,種別 表示されません。
出力種別 保守用ログの取得ポイント情報(取得位置)が出力されます。
  • BGN:メソッドの開始
  • END:メソッドの終了
  • CAL:メソッドの呼び出し
  • RET:メソッドの戻り
  • THR:例外のスロー
  • CTH:例外のキャッチ
クラス名 保守用ログを取得するクラス名が出力されます。
メソッド名 保守用ログを取得するメソッド名が出力されます。
入出力情報 保守用ログを取得するメソッドの入出力情報(引数の値,戻り値,例外名など),またはスタックトレースが出力されます。
CRLF レコードの終端符号が出力されます。

(2) 保守用ログの出力先

保守用ログの出力先およびログファイル名を次の表に示します。

表22-28 保守用ログの出力先およびファイル名(ファイル操作アダプタ)

ログファイルの出力先パス ログファイル名
<Cosminexus ログ出力ディレクトリ>\CSCADP\ADPFOP\maintenance\<ファイル操作アダプタのサービスID> cscadpfopmnt_<HCSCサーバ名>_<面数>.log

なお,ログファイルの面数は,HCSCサーバランタイム定義ファイルのmethodtrace-filenumプロパティで指定します。ログファイルのサイズは,HCSCサーバランタイム定義ファイルのmethodtrace-filesizeプロパティで指定します。

HCSCサーバランタイム定義ファイルの詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。