Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
FTPアダプタでの性能解析トレースについて説明します。
性能解析トレースファイルに出力される形式は,Cosminexusの性能解析トレースと同様です。詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「4.6 性能解析トレース」を参照してください。
性能解析トレースファイルに出力される内容を次の表に示します。
表22-19 性能解析トレースファイルに出力される内容(FTPアダプタ)
項目 | 内容 | |
---|---|---|
イベントID | 取得ポイントのイベントIDが出力されます。 取得ポイントの詳細は,次の個所を参照してください。 |
|
リターンコード | 取得ポイント種別が出力されます。
|
|
インターフェース名 | クラス名が出力されます。 | |
オペレーション名 | メソッド名が出力されます。 | |
オプション情報 | サービスID | HCSCコンポーネントのサービスIDが出力されます。 |
オペレーション | 次のどれかが出力されます。
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|
FTPコマンド名 | STOR,APPE,RETR,LIST,NLST,TYPEなどが出力されます。 | |
転送ファイル名またはパス | FTPコマンド名がSTORまたはAPPEの場合はローカルファイル名が出力されます。 FTPコマンド名がRETRの場合はリモートファイル名が出力されます。 FTPコマンド名がLISTまたはNLSTの場合はリモートパスが出力されます。 |
|
転送サイズ | 転送ファイルのサイズまたはリストデータのサイズがバイト単位で出力されます。 | |
任意時刻からのナノ秒 | java.lang.SystemクラスのnanoTimeメソッドの戻り値が出力されます。 | |
例外クラス名 | 例外が発生したクラス名が出力されます。 |
性能解析トレースの取得ポイントを次の図に示します。
図22-4 性能解析トレースの取得ポイント(FTPアダプタ)
イベントID,トレース取得ポイント,および性能解析トレース取得レベルを次の表に示します。表の「図中の番号」は,図22-4中の番号と対応しています。
表22-20 性能解析トレースの取得ポイント(FTPアダプタ)
イベントID | 図中の番号 | トレース取得ポイント | レベル |
---|---|---|---|
0xAB00 | 1 | リクエスト受付時 | B |
0xAB02 | 2 | 転送またはリスト以外のFTPコマンド実行時 | A |
0xAB03 | 3 | 転送またはリスト以外のFTPコマンドリプライ時 | A |
0xAB04 | 4 | 転送コマンドまたはリストコマンド(STOR,APPE,RETR,LIST,またはNLST)実行時 | A |
0xAB05 | 5 | 転送コマンドまたはリストコマンド(STOR,APPE,RETR,LIST,またはNLST)リプライ時 | A |
0xAB01 | 6 | レスポンス送信時 | B |
性能解析トレースを取得するには設定が必要です。設定の詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「4.6 性能解析トレース」を参照してください。
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