Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
(1) ファイル変換オペレーション
ファイル変換オペレーションを行う場合の,ファイル操作アダプタを新規に追加する手順を次に示します。
- Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]−[ビューの表示]−[その他]を選択します。
[ビューの表示]ダイアログが表示されます。
- [HCSC-Definer]−[HCSCTEビュー]を選択し,[OK]ボタンをクリックします。
ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。
- ツリービューのサービス定義一覧で右クリックして「サービスアダプタ追加」を選択します。
追加するサービスアダプタから利用するサービス種別を設定するダイアログが表示されます。
- サービス部品の種別のドロップダウンリストから「汎用カスタムアダプタ」を選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると,カスタムアダプタの追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。
- サービス名とEARファイルを入力します。
サービス名には,任意のサービス名を入力します。EARファイルには,<Cosminexusのインストールディレクトリ>\lib\adpfopejb.earを指定します。
- [終了]ボタンをクリックします。
必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。サービスアダプタ定義画面(基本)が表示されます。
- ファイル操作アダプタの定義情報を設定します。
ファイル操作アダプタの設定項目について次の表に示します。表に記載されていないサービスアダプタ定義画面の設定項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.2 サービスアダプタ定義画面」を参照してください。
表19-7 ファイル操作アダプタのサービスアダプタ定義画面(基本)の設定項目
分類 |
項目 |
設定内容 |
サービス部品制御情報 |
オペレーション |
「TRANSFORM」を追加します。 |
オペレーション情報 |
通信モデル |
「同期」を設定します。 |
要求電文 |
標準 |
[使う]チェックボックス |
チェックしません。 |
サービス部品 |
電文フォーマット |
adpfop_transform_request.xsd※を指定します。 |
応答電文 |
標準 |
[使う]チェックボックス |
チェックしません。 |
サービス部品 |
電文フォーマット |
adpfop_transform_response.xsd※を指定します。 |
フォルト電文 |
電文フォーマット |
設定しません(フォルト電文は使用しません)。 |
- 注※
- ファイルの格納先ディレクトリは「<Cosminexusインストールディレクトリ>\CSC\schema\adpfop」です。
- サービスアダプタ定義(詳細)タブをクリックします。
- 次の表に示すように,ファイル操作アダプタの定義情報を設定します。
表に記載されていないサービスアダプタ定義画面の設定項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.2 サービスアダプタ定義画面」を参照してください。
表19-8 ファイル操作アダプタのサービスアダプタ定義画面(詳細)の設定項目
分類 |
項目 |
設定内容 |
カスタムアダプタ制御情報 |
ユーティリティクラス(JARファイル) |
adpfoppc.jar※を追加します。 |
独自定義ファイル |
一括処理方式および分割処理方式共通の設定 |
cscFileOperation.properties(ファイル操作アダプタ定義ファイル)を追加します。
また,文字コード変換UOCが独自定義ファイルを参照する場合は,次のファイルを追加します。
- csc_owncodeconvert.properties
- csc_owncodeconvert_in.properties(入力ファイル用)
- csc_owncodeconvert_out.properties(出力ファイル用)
|
一括処理方式を選択した場合 |
ファイル操作アダプタ定義ファイルの次のキーに指定したファイルを追加します。
- csc.adapter.fileOperation.transform.all.inFormat
- csc.adapter.fileOperation.transform.all.outFormat
- csc.adapter.fileOperation.transform.all.styleSheet
|
分割処理方式を選択した場合 |
ファイル操作アダプタ定義ファイルの次のキーに指定したファイルを追加します。
- csc.adapter.fileOperation.transform.data.inFormat
- csc.adapter.fileOperation.transform.data.outFormat
- csc.adapter.fileOperation.transform.data.styleSheet
ヘッダレコード部を使用する場合は,ファイル操作アダプタ定義ファイルの次のキーに指定したファイルを追加します。
- csc.adapter.fileOperation.transform.header.inFormat
- csc.adapter.fileOperation.transform.header.outFormat
- csc.adapter.fileOperation.transform.header.styleSheet
トレーラレコード部を使用する場合は,ファイル操作アダプタ定義ファイルの次のキーに指定したファイルを追加します。
- csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.inFormat
- csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.outFormat
- csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.styleSheet
|
- 注※
- ファイルの格納先ディレクトリは「<Cosminexusインストールディレクトリ>\CSC\lib」です。
- 参考
- 作成したファイル操作アダプタは,必要に応じて保存,編集,および検証できます。
- ファイル操作アダプタを編集する方法については,「5.5 アダプタの編集」を参照してください。ファイル操作アダプタを検証する方法については,「5.6 アダプタの検証」を参照してください。
(2) ファイル複製オペレーション
ファイル複製オペレーションを行う場合の,ファイル操作アダプタを新規に追加する手順を次に示します。
- Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]−[ビューの表示]−[その他]を選択します。
[ビューの表示]ダイアログが表示されます。
- [HCSC-Definer]−[HCSCTEビュー]を選択し,[OK]ボタンをクリックします。
ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。
- ツリービューのサービス定義一覧で右クリックして「サービスアダプタ追加」を選択します。
追加するサービスアダプタから利用するサービス種別を設定するダイアログが表示されます。
- サービス部品の種別のドロップダウンリストから「汎用カスタムアダプタ」を選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると,カスタムアダプタの追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。
- サービス名とEARファイルを入力します。
サービス名には,任意のサービス名を入力します。EARファイルには,<Cosminexusのインストールディレクトリ>\lib\adpfopejb.earを指定します。
- [終了]ボタンをクリックします。
必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。サービスアダプタ定義画面(基本)が表示されます。
- ファイル操作アダプタの定義情報を設定します。
ファイル操作アダプタの設定項目について次の表に示します。表に記載されていないサービスアダプタ定義画面の設定項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.2 サービスアダプタ定義画面」を参照してください。
表19-9 ファイル操作アダプタのサービスアダプタ定義画面(基本)の設定項目
分類 |
項目 |
設定内容 |
サービス部品制御情報 |
オペレーション |
「COPY」を追加します。 |
オペレーション情報 |
通信モデル |
「同期」を設定します。 |
要求電文 |
標準 |
[使う]チェックボックス |
チェックしません。 |
サービス部品 |
電文フォーマット |
adpfop_copy_request.xsd※を指定します。 |
応答電文 |
標準 |
[使う]チェックボックス |
チェックしません。 |
サービス部品 |
電文フォーマット |
adpfop_copy_response.xsd※を指定します。 |
フォルト電文 |
電文フォーマット |
設定しません(フォルト電文は使用しません)。 |
- 注※
- ファイルの格納先ディレクトリは「<Cosminexusインストールディレクトリ>\CSC\schema\adpfop」です。
- サービスアダプタ定義(詳細)タブをクリックします。
- 次の表に示すように,ファイル操作アダプタの定義情報を設定します。
表に記載されていないサービスアダプタ定義画面の設定項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.2 サービスアダプタ定義画面」を参照してください。
表19-10 ファイル操作アダプタのサービスアダプタ定義画面(詳細)の設定項目
分類 |
項目 |
設定内容 |
カスタムアダプタ制御情報 |
ユーティリティクラス(JARファイル) |
adpfoppc.jar※を追加します。 |
独自定義ファイル |
cscFileOperation.properties(ファイル操作アダプタ定義ファイル)を追加します。 |
- 注※
- ファイルの格納先ディレクトリは「<Cosminexusインストールディレクトリ>\CSC\lib」です。
- 参考
- 作成したファイル操作アダプタは,必要に応じて保存,編集,および検証できます。
- ファイル操作アダプタを編集する方法については,「5.5 アダプタの編集」を参照してください。ファイル操作アダプタを検証する方法については,「5.6 アダプタの検証」を参照してください。
(3) ファイル・フォルダ削除オペレーション
ファイル・フォルダ削除オペレーションを行う場合の,ファイル操作アダプタを新規に追加する手順を次に示します。
- Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]−[ビューの表示]−[その他]を選択します。
[ビューの表示]ダイアログが表示されます。
- [HCSC-Definer]−[HCSCTEビュー]を選択し,[OK]ボタンをクリックします。
ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。
- ツリービューのサービス定義一覧で右クリックして「サービスアダプタ追加」を選択します。
追加するサービスアダプタから利用するサービス種別を設定するダイアログが表示されます。
- サービス部品の種別のドロップダウンリストから「汎用カスタムアダプタ」を選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると,カスタムアダプタの追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。
- サービス名とEARファイルを入力します。
サービス名には,任意のサービス名を入力します。EARファイルには,<Cosminexusのインストールディレクトリ>\lib\adpfopejb.earを指定します。
- [終了]ボタンをクリックします。
必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。サービスアダプタ定義画面(基本)が表示されます。
- ファイル操作アダプタの定義情報を設定します。
ファイル操作アダプタの設定項目について次の表に示します。表に記載されていないサービスアダプタ定義画面の設定項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.2 サービスアダプタ定義画面」を参照してください。
表19-11 ファイル操作アダプタのサービスアダプタ定義画面(基本)の設定項目
分類 |
項目 |
設定内容 |
サービス部品制御情報 |
オペレーション |
「DELETE」を追加します。 |
オペレーション情報 |
通信モデル |
「同期」を設定します。 |
要求電文 |
標準 |
[使う]チェックボックス |
チェックしません。 |
サービス部品 |
電文フォーマット |
adpfop_delete_request.xsd※を指定します。 |
応答電文 |
標準 |
[使う]チェックボックス |
チェックしません。 |
サービス部品 |
電文フォーマット |
adpfop_delete_response.xsd※を指定します。 |
フォルト電文 |
電文フォーマット |
設定しません(フォルト電文は使用しません)。 |
- 注※
- ファイルの格納先ディレクトリは「<Cosminexusインストールディレクトリ>\CSC\schema\adpfop」です。
- サービスアダプタ定義(詳細)タブをクリックします。
- 次の表に示すように,ファイル操作アダプタの定義情報を設定します。
表に記載されていないサービスアダプタ定義画面の設定項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.2 サービスアダプタ定義画面」を参照してください。
表19-12 ファイル操作アダプタのサービスアダプタ定義画面(詳細)の設定項目
分類 |
項目 |
設定内容 |
カスタムアダプタ制御情報 |
ユーティリティクラス(JARファイル) |
adpfoppc.jar※を追加します。 |
独自定義ファイル |
cscFileOperation.properties(ファイル操作アダプタ定義ファイル)を追加します。 |
- 注※
- ファイルの格納先ディレクトリは「<Cosminexusインストールディレクトリ>\CSC\lib」です。
- 参考
- 作成したファイル操作アダプタは,必要に応じて保存,編集,および検証できます。
- ファイル操作アダプタを編集する方法については,「5.5 アダプタの編集」を参照してください。ファイル操作アダプタを検証する方法については,「5.6 アダプタの検証」を参照してください。
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