Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
標準の非同期受付(MDB(WS-R))は,非同期の要求電文の標準受付であり,基本的にはサービス部品からの応答がない場合に使用します。しかし,非同期受付(MDB(WS-R))から同期のサービス部品(WebサービスまたはSessionBean)を要求した場合,同期のサービス部品から応答が返るときがあります。このような場合,要求時に応答用のキュー(転送キュー)を指定することで,サービスリクエスタは同期のサービス部品から応答を受け取ることができます。要求時の応答用のキューの指定については,「10.5.4 パラメタを設定する」を参照してください。
標準の非同期受付(MDB(WS-R))は,同期サービス部品からの応答であるXML電文(ペイロードがTextMessage)を転送キューに送信します。転送キューで受け取った応答は,受信キューに送信します。受信キューに送信した応答を取り出すことで,サービス部品からの応答電文を取得できます。応答の取り出しについては,「10.5.8 応答を取り出す」を参照してください。
標準の非同期受付(MDB(WS-R)),転送キュー,および受信キューの関係を次に示します。
図10-22 標準の非同期受付(MDB(WS-R)),転送キュー,および受信キューの関係
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