Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
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業務の変更や改善に応じて運用中のビジネスプロセスの定義を変更する方法には,次の二つの方法があります。
- 変更前後のビジネスプロセスを並行運用する方法
- 既存のビジネスプロセスとバージョンアップしたビジネスプロセスを並行運用します。
- 変更前後のビジネスプロセスを並行運用しない方法
- 既存のビジネスプロセス定義に属するHCSCコンポーネントを実行環境からすべて削除して,定義を変更したビジネスプロセスに入れ替えます。
それぞれの方法を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) 並行運用する方法
- (2) 並行運用しない方法
- (3) 並行運用する場合のバージョンアップ時の注意事項
(1) 並行運用する方法
- 運用環境からリポジトリ情報をエクスポートし,開発環境にインポートします。
- ビジネスプロセスの配備定義を削除します。
ビジネスプロセスの配備定義の削除については,「9.3 HCSCコンポーネントの配備定義」を参照してください。
- ツリービューのサービス定義一覧のビジネスプロセスを右クリックし,[バージョンアップ]を選択します。
- 手順3.で選択したビジネスプロセスをビジネスプロセス定義画面で編集します。
- ビジネスプロセスをパッケージングします。
パッケージングについては,「9.2 パッケージング」を参照してください。
- ビジネスプロセスの配備定義をします。
配備定義については,「9.3 HCSCコンポーネントの配備定義」を参照してください。
- 運用環境で既存のビジネスプロセスを停止および削除します。
- 手順2.~4.で変更したビジネスプロセスを含むリポジトリ情報をエクスポートし,運用環境にインポートします。
- ビジネスプロセスを運用環境から実行環境に配備します。
運用環境での操作については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.1.13 ビジネスプロセスを配備する」を参照してください。
(2) 並行運用しない方法
- 運用環境からリポジトリ情報をエクスポートし,開発環境にインポートします。
- 既存のビジネスプロセスの配備定義を削除します。
ビジネスプロセスの配備定義の削除については,「9.3 HCSCコンポーネントの配備定義」を参照してください。
- 既存のビジネスプロセス定義をビジネスプロセス定義画面で変更します。
- ビジネスプロセスをパッケージングします。
パッケージングについては,「9.2 パッケージング」を参照してください。
- ビジネスプロセスの配備定義をします。
配備定義については,「9.3 HCSCコンポーネントの配備定義」を参照してください。
- 運用環境で,既存のビジネスプロセス定義に属するプロセスがすべて完了したのを確認してから,実行環境に配備されたHCSCコンポーネントを削除します。
- 手順2.および手順3.で変更したビジネスプロセスを含むリポジトリ情報をエクスポートし,運用環境にインポートします。
- ビジネスプロセスを運用環境から実行環境に配備します。
運用環境での操作については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.1.13 ビジネスプロセスを配備する」を参照してください。
(3) 並行運用する場合のバージョンアップ時の注意事項
並行運用する場合,バージョンアップを実行すると,ビジネスプロセス定義画面で新バージョンのビジネスプロセスを編集できます。ただし,旧バージョンとの整合性を保つために,次に示す注意事項があります。
- プロパティから,サービス名またはステータスの永続化は変更できません。
- 既存の受付アクティビティの定義情報の変更や,既存の受付アクティビティの削除はできません。アクティビティ名の直接編集もできません。
- 既存の応答アクティビティの定義情報の変更や,削除はできません。
- 既存の受付アクティビティや応答アクティビティで使用している変数の定義情報の変更や,変数の削除はできません。ただし,使用している部分が変更されていなければ,部分名,指定式および型を変更できます。
- 既存の受付アクティビティや応答アクティビティで使用している相関セットの定義情報の変更や,相関セットの削除はできません。
- 既存のビジネスプロセスでユーザ定義受付を作成したあとにバージョンアップした場合,既存のユーザ定義受付は削除できません。
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