Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
定義済みのHCSCコンポーネントへの要求電文の送信について定義するアクティビティです。
サービス呼出アクティビティは,[サービス呼出アクティビティ]ダイアログで詳細を定義します。
- <この項の構成>
- (1) 定義手順
- (2) 定義時の注意事項
定義の手順を次に示します。
- サービス呼出アクティビティをキャンバスに配置します。
アクティビティを配置する方法については,「6.4.1 アクティビティを配置する」を参照してください。
- 次のどちらかの方法で[サービス呼出アクティビティ]ダイアログを表示させます。
- キャンバスのサービス呼出アクティビティをダブルクリックする
- キャンバスのサービス呼出アクティビティを選択して右クリックし,[設定]を選択する
[サービス呼出アクティビティ]ダイアログが表示されます。
- [サービス呼出アクティビティ]ダイアログに必要な情報を入力します。
[サービス呼出アクティビティ]ダイアログの表示・入力内容の詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.9 サービス呼出アクティビティダイアログ」を参照してください。
- [要求電文用ボディ割当変数]および[応答電文用ボディ割当変数]に設定する変数の内容を編集する場合
[編集]ボタンをクリックします。表示される[変数・相関セット一覧]ダイアログで,変数の内容を編集できます。この項目には,メッセージ型(XML,non-XMLまたはany)の変数を設定できます。[変数・相関セット一覧]ダイアログの詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.1 変数・相関セット一覧ダイアログ」を参照してください。
なお,呼び出すサービス部品で定義されている電文フォーマットを変数に設定する場合,[電文フォーマットの取込]ダイアログで設定できます。[電文フォーマットの取込]ダイアログを利用して呼び出すサービス部品で定義されている電文フォーマットを変数に設定する手順については,この手順の次に記載されている「ポイント」を参照してください。
[電文フォーマットの取込]ダイアログの詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.5 電文フォーマットの取込ダイアログ」を参照してください。
- [要求電文用ヘッダ割当変数]および[応答電文用ヘッダ割当変数]に変数を設定する場合
[設定]ボタンをクリックします。表示される[ヘッダ割当変数]ダイアログで割当変数を設定します。この項目には,メッセージ型(XML)の変数を設定できます。メッセージ型(non-XMLまたはany)の変数は設定できません。[ヘッダ割当変数]ダイアログの詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.2 ヘッダ割当変数ダイアログ」を参照してください。
- [割当相関セット群]を設定する場合
[設定]ボタンをクリックします。表示される[割当相関セット群]ダイアログで割当相関セットを設定します。[割当相関セット群]ダイアログの詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.3 割当相関セット群ダイアログ」を参照してください。
- [OK]ボタンをクリックします。
- ポイント
- 呼び出すサービス部品で定義されている電文フォーマットを変数に設定する方法を次に示します。なお,要求電文の場合で説明していますが,応答電文についても同様の手順です。
- [サービス呼出アクティビティ]ダイアログで呼び出すサービス名およびオペレーション名を設定します。
- [要求電文用割当変数]の[編集]ボタンをクリックします。
[変数・相関セット一覧]ダイアログが表示されます。
- 変数名を設定します。
- [取込]ボタンをクリックします。
[電文フォーマットの取込]ダイアログが表示されます。
[サービス名]および[オペレーション名]には,手順2.で設定した値が設定されています。また,[電文種別]に「要求電文」が設定されています。
- [電文フォーマット]に電文フォーマット名を設定します。
- [OK]ボタンをクリックします。
[電文フォーマットの取込]ダイアログが閉じられ,[変数・相関セット一覧]ダイアログに戻ります。
- [追加]ボタンをクリックします。
定義した変数が[変数一覧]に追加されます。
- 変数一覧から追加した変数を選択します。
- [OK]ボタンをクリックします。
[変数・相関セット一覧]ダイアログが閉じられ,[サービス呼出アクティビティ]ダイアログに戻ります。
(2) 定義時の注意事項
- アクティビティ名はビジネスプロセス(スコープ内も含む)内で一意になるように指定してください。
- サービス名およびオペレーション名には,定義済みのHCSCコンポーネントとそのオペレーションを設定してください。また,設定したオペレーションの通信モデルと定義されているオペレーションの通信モデルを一致させてください。
- アクティビティ名は64バイト以内にしてください。
- ダイアログの入力フィールドに制御文字は指定しないでください。
- 呼び出すサービス名を設定してください。
- 同期呼び出しの場合,必ず応答電文用の割当変数を設定してください。
- 永続化しないビジネスプロセスの場合,非同期のサービス呼出アクティビティを設定しないでください。
- ボディ割当変数に指定したメッセージ型変数(XML,non-XML,any)と,呼び出すHCSCコンポーネントのメッセージ型を一致させてください。不一致の場合,ビジネスプロセス定義からビジネスプロセスを呼び出すとき以外は,呼び出すHCSCコンポーネントでエラーになります。
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