Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド

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5.3.7 アダプタ定義での設定一覧

サービスアダプタ,DBアダプタ,およびカスタムアダプタの定義で使用する「サービスアダプタ定義画面」での設定について説明します。

注意
  • [電文フォーマットID]には「format」で始まる名称を指定しないでください。「format」で始まる名称を指定した場合,システムが内部で利用しているIDと重複し,エラーが発生するおそれがあります。
  • サービスアダプタ定義画面で指定する電文フォーマット定義ファイルが,外部のXMLスキーマを参照している電文フォーマットの場合,必ずルートスキーマに当たるファイルを設定してください。ルートスキーマから参照される外部のXMLスキーマファイルは,自動的に取り込まれます。
  • サービスアダプタ定義画面で指定する電文フォーマット定義ファイルは,「2.6.5 XMLスキーマの適用範囲」に示す条件を満たしている必要があります。スキーマの条件の詳細については,「2.6.5 XMLスキーマの適用範囲」を参照してください。
<この項の構成>
(1) サービスアダプタの場合
(2) DBアダプタの場合
(3) カスタムアダプタの場合

(1) サービスアダプタの場合

各サービス部品のサービスアダプタ定義画面での設定を次の表に示します。

表5-7 各サービス部品のサービスアダプタ定義画面での設定

分類 項目 Web
サービス
Session
Bean
MDB
(WS-R)
MDB
(DBキュー)
同期 同期 非同期 非同期
基本画面 サービス部品制御情報 サービス名
サービスID
サービス種別 × × × ×
アドレス ×
最大インスタンス数
サービスクラス名 × × × ×
オペレーション
システム例外をフォルトに変換する(チェックボックス)
オペレーション情報 オペレーション名 × × × ×
通信モデル × × × ×
要求電文 ヘッダ ルート要素
名前空間 ×
電文フォーマット ×
ボディ 使う(チェックボックス)
標準フォーマットID ※1 ※1 ※1 ※1
標準電文フォーマット ※1 ※1 ※1 ※1
サービス部品フォーマットID
サービス部品電文フォーマット
データ変換定義 ※1 ※1 ※1 ※1
応答電文 ヘッダ ルート要素
名前空間 ×
電文フォーマット ×
ボディ 使う(チェックボックス)
標準フォーマットID ※2 ※2
標準電文フォーマット ※2 ※2
サービス部品フォーマットID
サービス部品電文フォーマット
データ変換定義 ※2 ※2
フォルト電文 フォルト名 ※3
フォルト電文フォーマット ※3
詳細画面 Webサービス制御情報 クライアント定義ファイル
使う(チェックボックス)
ユーザ名 ※4
パスワード ※4
パスワード(確認) ※4
SessionBean制御情報 クライアント定義ファイル
ユーザ定義クラス(JARファイル)
MDB制御情報 JMSメッセージ種別
リモート呼出し(ラジオボタン) ※5
ローカル呼出し(ラジオボタン) ※5
最大メッセージ数 ※6
宛先URL ※6
ベーシック認証(チェックボックス) ※7
ユーザ名 ※4
パスワード ※4
パスワード(確認) ※4
転送キュー作成先RDエリア名 ※7
順序保証(チェックボックス) ※7

(凡例)
◎:必ず設定します。
○:任意で設定します。
△:場合によっては必ず設定します。
×:表示されている内容を確認します。
−:該当しません。

注※1 要求電文の[使う](チェックボックス)にチェックした場合,必ず設定します。

注※2 応答電文の[使う](チェックボックス)にチェックした場合,必ず設定します。

注※3 サービス部品電文のフォルト電文があるときにだけ設定します。

注※4 次の場合に必ず設定します。

注※5 [リモート呼出し]または[ローカル呼出し]のどちらか一方のラジオボタンを必ず選択します。

注※6 [リモート呼出し]ラジオボタンを選択した場合,必ず設定します。

注※7 [リモート呼出し]ラジオボタンを選択した場合にだけ,任意で設定できます。


注意
サービスアダプタ定義画面では,入力項目の前後に半角スペースや全角スペースを指定できません。ただし,MDB(WS-R)の詳細画面の[転送キュー作成先RDエリア名]には,末尾に半角スペースを指定できます。

(2) DBアダプタの場合

DBアダプタを定義する場合の,サービスアダプタ定義画面での設定を次の表に示します。

表5-8 DBアダプタのサービスアダプタ定義画面での設定

分類 項目 DBアダプタ
同期 非同期
基本画面 サービス部品制御情報 サービス名
サービスID
サービス種別 × ×
アドレス × ×
最大インスタンス数※1
サービスクラス名 × ×
オペレーション
システム例外をフォルトに変換する(チェックボックス)
オペレーション情報 オペレーション名 × ×
通信モデル ※2 ※3
要求電文 any型を使う(チェックボックス)
使う(チェックボックス)
標準フォーマットID ※4 ※4
標準電文フォーマット ※4 ※4
サービス部品フォーマットID
サービス部品電文フォーマット※6
データ変換定義 ※4 ※4
応答電文 any型を使う(チェックボックス)
使う(チェックボックス)
標準フォーマットID ※5
標準電文フォーマット ※5
サービス部品フォーマットID
サービス部品電文フォーマット※6
データ変換定義 ※5
フォルト電文 フォルト名
サービス部品電文フォーマット
詳細画面 カスタムアダプタ制御情報 カスタムアダプタ(EJB-JARファイル) × ×
ユーティリティクラス(JARファイル)
独自定義ファイル

(凡例)
◎:必ず設定します。
○:任意で設定します。
△:場合によっては必ず設定します。
×:表示されている内容を確認します。
−:該当しません。

注※1 サービスアダプタ定義画面で設定した値は適用されません。最大インスタンス数は,アプリケーション統合属性ファイルの要素「hitachi-application-all-property/ejb-jar/hitachi-session-bean-property/session-runtime/stateless/pooled-instance/maximum」で指定した値が設定されます。

注※2 「同期」を設定します。

注※3 「非同期」を設定します。

注※4 要求電文の[使う](チェックボックス)にチェックした場合,必ず設定します。

注※5 応答電文の[使う](チェックボックス)にチェックした場合,必ず設定します。

注※6 電文種別がXML電文の電文フォーマットを設定します。


(3) カスタムアダプタの場合

カスタムアダプタを定義する場合の,サービスアダプタ定義画面での設定を次の表に示します。

表5-9 カスタムアダプタのサービスアダプタ定義画面での設定

分類 項目 DBアダプタ
同期 非同期
基本画面 サービス部品制御情報 サービス名
サービスID
サービス種別 × ×
アドレス × ×
最大インスタンス数※1
サービスクラス名 × ×
オペレーション
システム例外をフォルトに変換する(チェックボックス)
オペレーション情報 オペレーション名
通信モデル ※2 ※3
要求電文 any型を使う(チェックボックス)
使う(チェックボックス)
標準フォーマットID ※4 ※4
標準電文フォーマット ※4 ※4
サービス部品フォーマットID
サービス部品電文フォーマット※6
データ変換定義 ※4 ※4
応答電文 any型を使う(チェックボックス)
使う(チェックボックス)
標準フォーマットID ※5
標準電文フォーマット ※5
サービス部品フォーマットID
サービス部品電文フォーマット
データ変換定義 ※5
フォルト電文 フォルト名
サービス部品電文フォーマット
詳細画面 カスタムアダプタ制御情報 カスタムアダプタ(EJB-JARファイル) × ×
ユーティリティクラス(JARファイル)
独自定義ファイル

(凡例)
◎:必ず設定します。
○:任意で設定します。
△:場合によっては必ず設定します。
×:表示されている内容を確認します。
−:該当しません。

注※1 アプリケーション統合属性ファイルの要素を独自定義ファイルとして追加した場合,サービスアダプタ定義画面で設定した値は適用されません。最大インスタンス数は,アプリケーション統合属性ファイルの要素「hitachi-application-all-property/ejb-jar/hitachi-session-bean-property/session-runtime/stateless/pooled-instance/maximum」で指定した値が設定されます。

注※2 「同期」を設定します。

注※3 「非同期」を設定します。

注※4 要求電文の[使う](チェックボックス)にチェックした場合,必ず設定します。

注※5 応答電文の[使う](チェックボックス)にチェックした場合,必ず設定します。