WS-RM 1.1仕様のサポート範囲を次の表に示します。なお，表中の大分類はWS-RM 1.1仕様の該当個所（章節項）を，小分類はWS-RM 1.1仕様の該当個所に記載されている内容を示します。

表B-17　WS-RM 1.1仕様のサポート範囲

分類				サポート
大分類	小分類
2.4	送達保証	AtLeastOnce		×
		AtMostOnce		○
		ExactryOnce		×
		InOrder		×
3	RM要素			○
3.1	拡張要素／拡張属性の考慮※1			○
3.2	Piggy-Backing			○
3.3	WS-Addressingの利用			○
3.4	シーケンス生成			○
3.4	シーケンス生成リクエスト	wsrm:CreateSequence		○
		wsrm:AcksTo※2		△
		wsrm:Expires		○
		wsrm:Offer		×
		拡張要素／拡張属性※1		○
3.4	シーケンス生成レスポンス	wsrm:CreateSequenceResponse		○
		wsrm:Identifire		○
		wsrm:Expires		○
		wsrm:IncompleteSequenceBehavior	DiscardEntireSequence	×
			DiscardFollowingFirstGap	×
			NoDiscard	○
		wsrm:Accept		×
		拡張要素／拡張属性※1		○
3.5	シーケンスクローズ			○
3.5	シーケンスクローズリクエスト	wsrm:CloseSequence		○
		wsrm:Identifire		○
		wsrm:LastMsgNumber		○
		拡張要素／拡張属性※1		○
3.5	シーケンスクローズレスポンス	wsrm:CloseSequenceResponse		○
		wsrm:Identifire		○
		拡張要素／拡張属性※1		○
3.6	シーケンス終了			○
3.6	シーケンス終了リクエスト	wsrm:TerminateSequence		○
		wsrm:Identifire		○
		wsrm:LastMsgNumber		○
		拡張要素／拡張属性※1		○
3.6	シーケンス終了レスポンス	wsrm:TerminateSequenceResponse		○
		wsrm:Identifire		○
		拡張要素／拡張属性※1		○
3.7	シーケンス			○
	シーケンス要素	wsrm:Sequence		○
		wsrm:Identifire		○
		wsrm:MessageNumber		○
3.8	Ackリクエスト※3			○
3.8	Ackリクエスト要素	wsrm:AckRequested		○
		wsrm:Identifire		○
		拡張要素／拡張属性※1		○
3.9	Ack			○
3.9	Ack要素	wsrm:SequenceAcknowledgement		○
		wsrm:Identifire		○
		wsrm:AcknowledgementRange		○
		wsrm:None		○
		wsrm:Final		○
		wsrm:Nack※4		×
		拡張要素／拡張属性※1		○
4	フォルト			○
4	SOAP 1.1対応			○
4	SOAP 1.2対応			×
4.1	wsrm:SequenceFaultフォルト※5			△
4.2	wsrm:SequenceTerminatedフォルト※6			△
4.3	wsrm:UnknownSequenceフォルト			○
4.4	wsrm:InvalidAcknowledgementフォルト			×
4.5	wsrm:MessageNumberRolloverフォルト			○
4.6	wsrm:CreateSequenceRefusedフォルト			○
4.7	wsrm:SequenceClosedフォルト			○
4.8	wsrm:WSRMRequiredフォルト			○
5	セキュリティの脅威と対策			×
6	セキュアなシーケンス			×

（凡例）

○：CosminexusのWS-RM 1.1機能でサポートしています。

×：CosminexusのWS-RM 1.1機能でサポートしていません。

△：CosminexusのWS-RM 1.1機能でサポートしていますが，一部制限があります。

注※1

CosminexusのWS-RM 1.1機能では，拡張要素および拡張属性を付加しません。受信メッセージに含まれる拡張要素および拡張属性は無視されます。

注※2

使用できる要素値は，anonymous URIだけです。

注※3

Ackリクエストは常にPiggy-Backingで送信されます。

注※4

CosminexusのWS-RM 1.1機能では，受信したメッセージの範囲をwsrm:AcknowledgementRange要素またはwsrm:None要素で表します。wsrm:Nack要素は使用しません。wsrm:Nack要素を含むメッセージを受信した場合，wsrm:Nack要素は無視されます。

注※5

CosminexusのWS-RM 1.1機能では，wsrm:SequenceFaultフォルトを送信しません。wsrm:FaultCode要素およびwsrm:Detail要素は，soap:Fault要素の子要素であるdetail要素の子要素となります。なお，wsrm:SequenceFaultフォルトを受信した場合は正常に処理されます。

注※6

CosminexusのWS-RM 1.1機能では，wsrm:SequenceTerminatedフォルトではなくwsrm:UnknownSequenceフォルトを送信します。なお，wsrm:SequenceTerminatedフォルトを受信した場合は正常に処理されます。