Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引

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付録B.1 WS-RM 1.1機能を使用したメッセージの流れ

WS-RM 1.1機能を使用した場合の,メッセージの流れを次に示します。

図B-2 WS-RM 1.1機能を使用したメッセージの流れ

[図データ]

  1. シーケンス生成
    アプリケーションメッセージを送信する前に,RMSとRMDはシーケンスを生成して,共有します。シーケンスとは,WS-RM 1.1機能で送信される一連のアプリケーションメッセージの集合に関するコンテキストです。
  2. アプリケーションメッセージ送信
    シーケンスを生成したあと,RMSはRMDにアプリケーションメッセージを送信します。送信するアプリケーションメッセージには,シーケンスの識別子とメッセージ番号が付与されます。
  3. シーケンスクローズ(任意)
    アプリケーションメッセージの送信が終了すると,RMSはシーケンスをクローズできます。シーケンスをクローズすると,新たにアプリケーションメッセージを送受信することはできません。シーケンスをクローズしても,関連するリソースは破棄しないで,保持されます。
  4. シーケンス終了
    アプリケーションメッセージの送信が終了すると,RMSはシーケンスを終了させます。シーケンスが終了すると,関連するリソースは破棄されます。

以降では,シーケンス生成に関するメッセージ,シーケンスクローズに関するメッセージ,およびシーケンス終了に関するメッセージをまとめて,シーケンスライフサイクルメッセージと呼びます。