Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引
プログラムは正常に動作しているのに,実行時の性能が期待どおりにならない場合があります。原因として,プログラムの問題のほかに,Webサーバやデータベースなどのコンポーネントの問題が考えられます。コンポーネントに問題がある場合は,性能解析トレース(PRF)を使用した調査が有効です。性能解析トレースを使用すれば,各レイヤの処理時間や,リクエストの状況などが解析できます。Webサービスクライアント側のプログラムからリクエストの流れを追って,どこで遅延が発生しているかを確認してください。
性能解析トレースを使用した調査方法については,「29.4.3 性能解析トレースによる性能解析方法」を参照してください。
各機能レイヤの処理時間の例を次の図に示します。
図29-3 各機能レイヤの処理時間の例
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