Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引

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6.5.1 サービスクラスを生成する

cjwsimportコマンドを実行すると,サービスクラスなど,Webサービスクライアントの開発に必要なJavaソースが生成されます。cjwsimportコマンドについては,「11.1 cjwsimportコマンド」を参照してください。

cjwsimportコマンドの実行例を次に示します。

> cd c:\temp\jaxws\works\wsgen\client\
> mkdir src\
> mkdir classes\
> "%COSMINEXUS_HOME%\jaxws\bin\cjwsimport.bat" -s src -d classes http://webhost:8085/wsgen/AddNumbersImplService?wsdl

cjwsimportコマンドが正常に終了すると,c:\temp\jaxws\works\wsgen\client\src\com\sample\ディレクトリに,Javaソースが生成されます。なお,com\sample\(パッケージに対応するディレクトリパス)は,名前空間URIの記述によって変わります。名前空間URIとパッケージとのマッピングについては,「12.1.1 名前空間からパッケージ名へのマッピング」を参照してください。

生成物の一覧を次の表に示します。

表6-4 サービスクラス生成時の生成物(SEI起点・cjwsgenコマンド)

ファイル名 説明
Add.java WSDL定義の「オペレーション」の要求メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。
AddResponse.java WSDL定義の「オペレーション」の応答メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。
ObjectFactory.java JAXB 2.1仕様のObjectFactoryクラスです。
package-info.java package-info.javaファイルです。
AddNumbersImpl.java WSDL定義の「サービス」に対応するSEIです。
AddNumbersImplService.java サービスクラスです。
AddNumbersFault.java AddNumbersFaultに対応するJavaBeanクラスです。
AddNumbersFault_Exception.java フォルトbeanのラッパ例外クラスです。

ファイル名のAdd,AddNumbersImpl,およびAddNumbersImplServiceは,オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名の記述によって変わります。オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名のマッピングについては,次の個所を参照してください。